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August 2016

08/21/2016

2020年に向けた企業イメージに潔い誠実な選手の活用を(ベルニャエフ選手やダンフィー選手の功績)

今朝の記事,「英国が愛するトム・デイリー(Tom Daley)選手と影に隠れても良いというグッドフェロー(Goodfellow)選手」では,日本メディアがあまり報じないイギリスのスター選手と彼のペアを組む謙虚な銅メダリストについて紹介した。予選1位の高得点で通過したデイリー選手だったが,準決勝では失敗が続いてしまい決勝には進めなかった。

前回大会銅メダリストで今大会ペアのシンクロでも銅メダルに輝いたイギリスのイケメン飛込み王子のまさかの事態にイギリスはショックを受けているようである。本人も「傷心しきっている(Truly heartbroken)」と述べている。

オリンピックには魔物が住んでいると良く聞くが,まさにその魔物がイギリスの期待の選手を襲ったのかもしれない。ただ,既に2020年の東京に向けて頑張るとの発言をインタビューでもしているようである。

さて,2020年の東京五輪に向け,多くの企業は五輪サポーターなどになり,企業イメージの向上のため日本で人気のある日本人選手を起用したCMが今後も多く流れるかもしれない。

しかし,日本は開催国である。

単に日本人アスリートが活躍し多くのメダルを獲得してほしいというだけでなく,多くの海外選手や海外からの観客を迎え入れる国家として,その企業も国際的なイメージ戦略を考えたCM起用が企業の先進的なイメージ戦略には重要であるのではなかろうか。

そこで,今朝の記事の続きであるこの記事では,私が考えるこの大会で最も日本人に注目され,今一番日本人の好感度が高いであろう海外トップアスリートに関する情報を紹介するとともに,そこまで日本では有名でなかった彼らを活用した企業イメージ戦略について私見を述べたい。

1.スポーツマンシップの象徴となったオレグ・ベルニャエフ選手

既に多くの人がご存じのとおり,体操の個人総合で銀メダル,平行棒で金メダルを獲得したウクライナのオレグ・ベルニャエフ(Oleg Verniaiev)選手は,今や日本人にとってはもちろん,世界的にもスポーツマンシップを体現したイケメン選手として注目を浴びている。

以下はベルニャエフ選手のInstagramの投稿。

Как то так ✌

Олег Юричさん(@verniaiev.gym)が投稿した写真 -

2016  8月 11 5:39午前 PDT

日本ではスポーツについてあまり報道するイメージのない日経新聞までもが「敗れざる魂 体操男子・ベルニャエフ 採点「フェア」強く潔く 」と題した記事でベルニャエフ選手の精神を賞賛している。

ウクライナ政府と親ロシア派勢力による紛争で、中心地となった東部ドネツクの出身。疲弊した国から支援はほとんど受けられない。かつての代表仲間は好待遇の誘いを受けてロシアなどに国籍を変えたのに、自身は母国を背負う道を選んだ

1点近いリードを手に迎えた最後の鉄棒。勝利を確信したかのような雄たけびを上げたが、着地が1歩動いた分だけ点数が伸びなかった。場内はブーイングも起きた

試合後の記者会見。隣の内村に対して「あなたは審判から好意的に見られていると思うか」と質問が飛んだ。鉄棒の採点について聞いているのは明らかだった。

これに不快感を示したのはベルニャエフだ。「採点はフェアだと選手みんなが分かっている。無駄な質問だ」。潔い態度に拍手が起きた

悔しさのにじむ表情が笑顔に変わったのは、内村から「次はもう勝てない」と言われた時。「恥ずかしいくらいうれしい。でも彼は絶対にそんなこと思っていないはずだよ」。良き敗者がいてこその名勝負だった。

日本のメディアだけではない。例えば,The Indian Expressは,次のようなベルニャニフ選手のコメントを掲載し彼のフェアなスポークスマン精神を紹介している。

「金メダルを望んだし,それを意識しなかったとはいえないね。でも,上手くいかなかった。」

(“I hoped, and I can’t say I didn’t think about it,” he told reporters. “But it didn’t go that way.”)

22歳のウクライナ選手は,最終的には内村選手が金メダルを受ける価値のある演技をしたと述べた。

(Ultimately, Uchimura deserved the gold, the 22-year-old Ukranian said.)

「僕はこれまでどの選手もできなかった彼の得点に最も迫るということができた。彼は体操界のマイケル・フェルプスだからね。」

(“I have come as close as possible to him, as nobody has before,” he said. “He’s the Michael Phelps of gymnastics.”)

(略)

「金メダルを取れないんじゃないかと航平をとても不安にさせることができたことは結構嬉しいよ。次に向けて頑張ります。」

(“I’m quite happy that I managed to make Kohei very nervous,” he said. “We’ll be preparing for next time.”)

さらに米国のヤフースポーツのEric Adelson記者の英字記事は,試合後のベルニャエフ選手の態度や記者会見の様子を次のように具体的に紹介し,彼の敗者としての潔さを賞賛している。

ベルニャエフは採点に関する議論に対し火に油を注ぐようなコメントをすることもできた。金メダルを内村に奪われたという趣旨の主張だってできたし,そのようなコメントがなされることは十分想定できるような状況だった。しかし,彼はそのような主張をしなかった

(Now it was up to Verniaiev to respond. He could have raised hell. He could have made the case that he was robbed of the gold, and it could have been a credible case. He didn’t go there.)

彼は,「スコアは公平なものだったと皆がそう思っています。こうした質問はこの場には不適切な質問です。」と述べたのである

(“We all have feelings,” he said, “but we know the scores are fair. All the questions are superfluous here.”)

まさに敗者としての一流の言動であったこの姿勢は彼の真摯な姿勢から出たものであったように思われる。彼はスコアに対する疑義という問題から距離を取ることで一段と喝采を浴びたのである。

(It was a classy gesture by a defeated man, and it seemed a sincere one. He steered further away from the controversy and then added a layer of praise.)

ベルヤニフ選手は「体操界における航平は競泳界におけるフェルプス選手のようなものです。体操界にフェルプスがいるんですよ。」と述べた。

(“Kohei in gymnastics is like Phelps in swimming,” he said. “We have our own Phelps.”)

この瞬間,日本のメディアからは拍手が起こった。

(At that, the Japanese media applauded.)

これは少し不思議な状況だった。緊張感のある質問,拍手喝采,そして,ウクライナのレポーターの中には立ち上がり「ベルニャエフ選手は我々のチャンピオンだ」と発言する者もいた

(It was a bit of a strange scene: the pressing question, the applause and there was even a Ukrainian reporter who stood up to say Verniaiev was “our champion.”)

最終的に,ほとんどの人がこうした会見での疑義に関する議論は忘れ去り,内村が作った歴史のみが皆の記憶に残るかもしれない。

(In the end, though, few will remember what came after the athletes left the podium. Uchimura’s history is what everyone will remember.)

ベルニャエフ選手は,さらに「メダルの数ということでいれば,内村はこれまでも伝説だったし,今も伝説的な人物です。」と付け加えた。

(“When it comes to the quantity of medals,” Verniaiev said, “he is a legend, he was already a legend.”)

それだけでスコアに対する議論が無意味であることが良く分かる。

(That much is beyond argument.)

様々な競技があり,様々な境遇にある選手が必死で人生を掛けて4年に一度の夢の舞台での勝利を目指し,想像を絶するトレーニングや苦痛を乗り越えてオリンピックの舞台に立っていることは,スポーツとは縁遠い私でも容易に想像できる

それだけに,負けるというのは本当に悔しいことであろうし,直ぐに受け入れられない選手の心情も良く分かる。

しかし,私はベルニャエフ選手のような潔い敗者としての態度こそがオリンピック精神を体現する最もあるべき姿ではないかと思うし,これこそが全面的に賞賛されるべき姿であろう。そこには,ある種の武士道に通じる清々さがあるのであり,私は一観客として今回の五輪で彼から大変学ぶことができた

これは,レスリング男子で審判の採点に疑義がついたものの抗議が認められず,銀メダルとなった樋口選手が「自分に何かが足りなかった」と語ったと真摯に語った姿にも良く表れていた

また,競歩50kmで妨害行為について抗議が一時は認められたものの国際陸連の裁定により,4位に終わったカナダのエバン・ダンフィー(Evan Dunfee)選手の姿勢は日本ではそれほど報じられていないものの,素晴らしいものであり,本当に賞賛に値する

荒井選手によれば,彼は荒井選手に謝る必要がないにもかかわらず,荒井選手にあった際に,Sorryと謝罪しハグをしたという。このような謝罪があったのは,同じ選手として荒井選手の気持ちが良く分かったからであろう。

ダンフィー選手は次のような潔いコメントをカナダ国民に対して発表しており,本件は終局的解決となった。

日本メディアはあまり彼の誠実性に関する情報を報道していないことから,以下声明の一部を紹介する。彼のスポーツマンとしての誠実性の哲学が良く表れている文章である。

私にはスポーツ仲裁裁判所への上訴という手段を行うか否かという選択肢が残されていました。

しかし,選手村に戻り,今回の接触事件について見返した結果,私は更なる上訴を行わないことを決意しました。なぜならば,私はそれが正しい判断であると信じているからです。

(It was then left for me to decide whether to pursue this further with an appeal to the Court of Arbitration for Sport. Following my return to the village and my viewing of the incident I made the decision not to appeal, as I believe the right decision stood.)

約3時間半に及ぶ極限のレースにおける選手の痛みがいかなるものかというのは,あまり多くの人が理解できるものではないかもしれません。日本の選手と私自身との間で生じた接触により私の精神力が途切れてしまいました。そして,その集中力を失った時,私の足はもはやゼリー状のような状況だったのです。接触というのはこの競技の一部であり,明文か不文律であるかにかかわらず,それは良く生じることなのです。

また,私は今回の接触が悪意又は故意によりなされたものではないと信じています仮に私がスポーツ仲裁裁判所に更なる上訴をし,それが認められたとしても,私はこの銅メダルを確たる自信を持って受け取ることはできませんそのような形で銅メダルを受領したとしても,それは私が胸を張って受けられるメダルではないのです

(Not many people can understand the pain athletes are in three and a half hours into such a grueling race. I believe that both the Japanese athlete and myself got tangled up but what broke me was that I let it put me off mentally and once I lost that focus, my legs went to jello. Contact is part of our event, whether written or unwritten and is quite common, and I don’t believe that this was malicious or done with intent.  Even if an appeal to CAS were successful I would not have been able to receive that medal with a clear conscience and it isn’t something I would have been proud of.)

今夜はぐっすり眠れると思います。そして,今後の人生においても,今回下した自分の決断が正しいものであったと思えるでしょう。私は,表彰されることではなく人生において誠実な行動をとることが正しいと考えています

(I will sleep soundly tonight, and for the rest of my life, knowing I made the right decision. I will never allow myself to be defined by the accolades I receive, rather the integrity I carry through life.)

最後となりますが,皆さん私とチームメートのマチュ・ビロドウを応援してくれて有難うございました。競歩という競技について,これだけ広い層から反応してもらえたことは本当に素晴らしいことです。私のチームメートと競合選手はこの競歩という種目で,私を常に刺激してくれます。今日,私たちが彼らにも同じように刺激できるパフォーマンスを示すことができたのであれば幸いです。

(Finally, thank you to everyone who supported myself and my teammate Mathieu Bilodeau today. To see race walk receiving such a wide reception is absolutely amazing! My teammates and my competitors in this event never cease to inspire me and I hope that we have done the same to you today.)

彼の声明を見ても,選手としての潔さとともに競争相手であった荒井選手のことをおもんぱかる姿勢は,これも武士道精神に通じていると感じてならない。

抗議は正当な結果を担保するために行われるべきである。

しかし,結果が確定した後は潔い姿勢を示すということこそがスポーツマンシップであり,五輪精神そのものであろう。

実際,日本のネットでも,かなりベルニャエフ選手やダンフィー選手を賞賛するコメントが相次いでいる。

ダンフィー選手は誠実性こそが最も重要であるという考え方を体現したような選手だったようである。

今から約1年前の2015年8月22日付けカナダメディアの記事によれば,彼は反ドーピングとクリーンなスポーツの実現をSNSで明確に訴え続けてきたようで,ニューヨークタイムズは彼を「自警団の競歩選手(Vigilante Race Walker)」と呼んでいるという。

そんな彼がだからこそ,自分自身にとっても誠実性という観点から,例え抗議を続けてメダルがもらえるとしても,それは自分が満足するものではないとして,潔さを選んだのかもしれない。ちなみに,彼は今年の3月神戸に来ていたようである。

私はメダルの数や色よりも,ベルニャエフ選手やダンフィー選手,さらには日本の樋口選手のような潔い敗者の姿勢こそが賞賛されるべきであると思うし,後述のとおり,こうした選手への企業の投資こそが企業イメージの向上につながると考えている。

2.オリンピック精神を有しない外野が騒ぎ台無しにする ― 軽口で馬脚を現し大批判を浴びた小倉智昭氏

他方,外野であるメディアや我々"国民"や"観客"の姿勢はそこまで成熟してないと思わされる話が多い。

すなわち,外野がメダルの数とメダルの色にこだわり過ぎる結果,外野が五輪精神を台無しにしていると感じてならない

その一例が競技の難しさなどを十分理解できていないにもかかわらず,安易に興奮して2位のベルニャエフ選手をディスり,大批判を浴びている小倉智明氏の姿勢や男子レスリングにおいて繰り返し,「審判が相手の選手が腕をつかんでいることを注意しなかったのはおかしい」などと言い続けて報じるNHKのアナウンサーなどの姿勢であろう。

さらには,大切な決勝戦で自国の選手の勝利を望むためにブーイングをして相手のフランス人ルノー・ラビレニ(Renaud Lavillenie)選手を侮辱したブラジル国民の姿勢は,極めて民度が低く,歴史に残る醜態と言っても過言ではない。没収試合にしても良いレベルではないだろうか。

このような行為を許容するからオリンピック精神から乖離したドーピングの蔓延や理事の不正という前代未聞の自体が今回のリオオリンピックでは噴出してしまっているのであろう。

この点,J-CASTニュースは小倉氏の問題に関し,「『内村リスペクト』の美談ブチ壊し 小倉智昭が体操銀メダリスト酷評」と題した記事で次のとおり報じている。

そんなベルニャエフ選手の鉄棒について、小倉さんはこう力説した。

「ベルニャエフのほうは、はっきり言うと鉄棒のまわりをただ回ってただけ。守りに入っちゃってたから、勝てるわけないです。これで15点ついたらおかしいぞって思ったら、やっぱりそのジャッジというのは正確なものですね。14.8しかつきませんでした」

その上で「堂々の逆転優勝だったですね、もう嬉しくて嬉しくて!」と喜びいっぱいに内村選手の金メダル獲得を祝した。

だが、小倉さんの「ただ回ってただけ」という発言は視聴者に歓迎されなかったようだ。放送直後からネット上には、

「小倉さんの発言ないわ、、、」

「失礼すぎてほんま腹立った」

「ちょっと小倉さん!最高のライバルに対して失礼ではないか?」

「うれしいのはわかるけど正々堂々と戦った選手に対してリスペクトがないなら何も発言するな」

といった批判的なコメントが相次ぎ投稿されるようになった。

手放し技中心の内村選手とひねり技中心のベルニャエフ選手を比べると、一見すれば前者は派手で、後者は地味に感じられるかもしれない。小倉さんの目に「ぐるぐる回ってただけ」に映ったのもそのせいだろう。

しかし、ひねり技メーンの構成が「守り」かというとそうではなく、アテネ五輪で団体チームの主将を務めた米田功さんは「ベルニャエフの鉄棒は、ひねり技が多く減点されやすい構成」と日刊スポーツ内のコラムで語っている。地味に見えてもリスクの高い構成だったようだ

無知の知をしらない小倉氏の荒唐無稽ともいえるベルニャエフ選手への軽口ははっきり言って恥としか言いようがない。

彼が本件についてベルニャエフ選手に謝ったり,訂正するような発言は未だしていないが,このようなオリンピック精神が欠如したキャスターが偉そうに毎回知ったかぶりをして情報番組の司会を続けることには嫌悪感すら感じてしまう彼が行った軽口は先のブラジルの観客が行ったブーイング行為とはっきり言って同じレベルのものである。

かつては斜に構えたコメントなどで既存のメディア司会者とはちょっと違う視点を提供してきた彼だけに,老いのせいなのか,内村選手が好き過ぎる結果の軽口なのかはわからないが,このような発言をして批判をされても平然としていられるような人物にオリンピックを報じる資格はないのではないだろうか。

このあたりが民意や世論に敏感になれず,視聴者を満足させられず低視聴率に陥っているフジテレビ精神が表れていると言っても過言ではないだろう。

3.欧米ではスポーツ選手のセクシーアピール化が進んでいる

ところで,皆さんは欧米を中心にスポーツ選手のセクシーアピール化が進んでいることはご存知であろうか。

前回の記事「英国が愛するトム・デイリー(Tom Daley)選手と影に隠れても良いというグッドフェロー(Goodfellow)選手」を読んだ読者の方は気が付いたかもしれない。

欧米では飛込みや競泳など露出度の高いオリンピック競技の視聴率が高いようで,ピーチバレーなどでも際どい姿でセクシーアピールが進んでいるという。

このセクシーアピール,従来は,男性の視聴者を意識したものが多かったようであるが,近年は,女性やゲイの人をターゲットにしているのだというのである。

アメリカ人の友人がいうには,Sex and the Cityというドラマの中である肉食系の女性キャラクターが「まずはゲイ,次に女性よ(First Gays. then Women)」とターゲットにすべき層を語っていたシーンがあるというのであるが,アメリカのショービジネスではまさにこの現象が進んでおり,その余波はスポーツビジネスにも及んでいるという。

その一例が,男子体操選手について上着なしで演技させるようにしてほしいという声があり,ウォールストリートジャーナルによれば,鍛えられた肉体美で新たなファンするため実際に米国の男子体操チームは上半身裸で演技することを提唱したというのである。

実際,ベルニャエフ選手が金メダルを獲得した男子平行棒のエキシビジョン(体操にエキシビジョンがあることを知らなかったが・・・)では,銀メダルを獲得したダネル・レイバ(Danell Leyva)選手が上半身裸となり,会場を沸かせたと報じられている

さらに,驚くことに,日本で賞賛されているベルニャエフ選手も金メダリストしてエキシビジョンに登場し,レイバ選手に呼応するかのように上半身裸になって観客に肉体美を披露した。

現に当該エキシビジョンの動画を見ると,シャツを脱いだ瞬間,歓声が上がっていたことから,この作戦は一定の効果があるのかもしれない。

ベルニャエフ選手もインスタグラムで犬と戯れる上半身裸の写真を投稿するなどしてファンへのセクシーアピールをしている。

Братан встретил как надо 👌🏼

Олег Юричさん(@verniaiev.gym)が投稿した写真 -

2015 12月 8 2:41午後 PST

特に,次の画像は前回ロンドン五輪の際にネット上に出回ったようで当時から可愛いと評判になっていたようである。

Oleg Verniaiev Shirtless image

こうしたファンや観客へのセクシーアピールも競技を続けていくための資金集めには必要なのかもしれない。

4.企業によるスポンサーシップと企業イメージの向上という一石二鳥

さて,話を本題に戻すが,オリンピック精神を支えているのは,ある意味,敗者の潔さとお互いの気持ちを思いやる選手同士のスポーツマン精神であることは明らかであろう。

いかに外野が騒いだところで,武士道にも通じるような潔い選手の姿勢に勝る賞賛は存在しないと思う。

そのうえで私が提唱したいのは,こうした潔い選手に日本企業は2020年に向けてスポンサー契約やCM契約などをし,海外選手を日本でも紹介していくことで企業のイメージアップ効果を狙ってはいかがかということである。

このポイントは,日本でも海外でも知れ渡っているボルト選手やフェルプス選手などのスター選手ではない,あまり知られていないが潔さとスポーツマンシップで名を挙げた選手を起用するという点にある。

特に,一般世間に知られていない中小企業などが,誠実な姿勢で仕事をしていることをアピールするという観点からも,こうしたCMなどが増えれば面白いのではないだろうか

特に,ベルニャエフ選手については,上記の日経新聞にもあったように,日本チームなどとは比べものにならないほど劣悪な環境で練習を続けているという。

演技の際,実況の方が,テーピング代金を稼ぐために大会の賞金を得るために多くの大会で出ているなどのエピソードを紹介していた。こういうエピソードこそ観客としては紹介してほしいし,知る権利に資するために存在するメディアとして果たすべき姿勢であろう。どこかの無価値な知ったかおじさん司会者とは全く違う

日本のインターネット上では,劣悪な環境下でも母国に残ってこれだけの活躍を続ける愛国心に溢れた若きベルニャエフ選手を支援するためにウクライナ大使館寄付したいという声も出ている。

今回のオリンピックが日本とウクライナの関係強化という外交上の効果にもつながるとなれば,オリンピックの意義がまさに体現された瞬間といえるだろう。

こうした動きを日本企業も活用し,現代社会に求められる企業の誠実性,コンプライアンス,倫理観ということをアピールする手段として,こうした選手を支援していくというのは,2020年に東京オリンピックが行われる今,選手のセクシーアピールの傾向とも相まって企業イメージを向上し,新たな顧客層を確保するという点で企業のイメージ戦略として有効なのではないだろうか

また,東京オリンピックはもはやコンパクトなオリンピックは実現できないのであるから誠実さというオリンピック精神を体現したオリンピックを実現するため,許容できないブーイング等が発生した場合の断固とした措置などについても組織員会は武士道の国家として提案してはどうであろうか

今回のオリンピックは,スポーツ界の様々な問題が良く見える大会であった。他方で,今回紹介したような選手個々人の質の高さも感じ取れる大会であった

新渡戸稲造が世界に紹介した日本の武士道の精神は,世界に誇るべき哲学である。

2020年東京五輪では,武士道発祥の国家として,選手の誠実性や潔さがより光るオリンピック精神の実現により近づける大会への改革が進むことを切望したい

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08/20/2016

英国が愛するトム・デイリー(Tom Daley)選手と影に隠れても良いというグッドフェロー(Goodfellow)選手

4年に一度の平和とスポーツの祭典,オリンピックも終わりに近づいており,やっと寝不足から解消されるという人も多いのではないだろうか。

これまでリオオリンピック関連としては,以下3つの記事を紹介してきた。

  1. SMAP解散報道のあり方とオリンピックの放送
  2. 自殺を考えたマイケル・フェルプス(Michael Phelps)選手の葛藤と克服,そして東京オリンピックの可能性
  3. リオ五輪の失敗から活かせ(東京五輪は各国選手に最高の環境を)

そして,それぞれの記事の中で,以下のとおり私が注目する"光る"海外アスリートを紹介してきた。

  1. 水谷選手や丹羽選手を苦しめた新星ポーランドの卓球選手,JAKUB DYJAS(ヤクブ・ディヤス)選手
  2. 言わずとしてた水の怪物と称えられるマイケル・フェルプス(Michael Phelps)選手
  3. 英米圏やヨーロッパでアイドル的な人気があり,実力も高いトム・デイリー(Tom Daley)選手

特にフェルプス選手が自殺の葛藤からオリンピックで復活したという情報はアメリカメディアのみで報じられていたようで,その話を聞けてより感動したという声があったのはこのブログの趣旨に適うものであり嬉しい声である。

昨日の記事,「リオ五輪の失敗から活かせ(東京五輪は各国選手に最高の環境を)」もなかなか好評だったようで,読者からトム・デイリー選手についてもっと知りたいというメッセージが届いた。

そこで,今日は,2つの記事を公開する予定である。

イギリス国民の多くが賞賛し愛するトム・デイリー選手へのに関する話を紹介する。日本ではそれほど知られていないがなぜ彼が英米圏では好かれるのであろうかを紹介したい。

2つ目の記事では,,私が考えるこの大会で最も日本人に注目され,今一番日本人の好感度が高いであろう海外トップアスリートに関する情報などを紹介しようと思う。

まずは前者について書いていこう。

1.男子10m高飛込みでもメダルの予感をさせるトム・デイリー選手

既に紹介したように今大会の男子10mシンクロ高飛込銅メダリストの彼は,10m高飛込みにもエントリーしており,日本時間の8月20日(土) 午前4時から行われた予選では,高得点を連発し,571.85ポイントで予選1位で通過し,2位の中国の選手と7.1ポイントもの差をマークしていた。

彼が人気なのは単にイケメンで,バイセクシャルだというプール以外の話題のためではない。2008年のヨーロッパチャンピオンシップでは最年少の13歳で優勝し金メダルを獲得するなど,小さい頃から注目されていた選手なのである。この年,高飛込みシンクロというペアの競技で年上のBlake Aldridge選手とペアを組むが8位で終わった(個人の高飛込み10目Mは7位入賞)。

この時,ペアを組んでいたAldridge選手が13歳のデイリー選手を批判したことから,彼に対する同情が広がった。

若いデイリー選手を支えていたのは,彼の父親のロバートさんであったが北京五輪での雪辱を果たすべく目指していたロンドン五輪の前の年の2011年,ロバートさんが脳腫瘍で40歳という若さで亡くなってしまう。当時デイリー選手はまだ17歳である。

そのような精神的支柱を失ったにもかかわらず,翌年の2012年のロンドン五輪では,個人の高飛込み10Mで銅メダルを獲得し,雪辱を果たした。この実力が彼の人気を押し上げたようである。

日本で言えば,小さい頃から多くの国民が知っている卓球の福原愛選手だったり,浅田真央選手のような感覚でイギリス国民は彼を応援しているのではないだろうか。

実際に彼の競技を見ると,素人である私が見ても素晴らしく美しい飛込み方をしているのが良く分かる。特に,水の中に吸い込まれるように綺麗に着水するのは他の選手とは大きく違うと今回の予選を見て感じた。

日本時間の今朝行われた予選では,一位通過という素晴らしい成績を残しており,決勝でもメダルが期待できるであろう。

日本人ではこの競技に出場する選手がいないためトム・デイリー(Tom Daley)選手が出場するこの試合の準決勝や決勝はテレビでは中継されないであろうが,日本時間の20日(土)23時と21日(日)午前4時にそれぞれ実施される。

もっとも,動画サイト,「Gorin.jp」では,生中継が見られるだろう。

http://www.gorin.jp/live/

2.人気者の陰でも良いと言える信頼感

さて,昨日の記事でも以下のイギリスの五輪委員会の公式アカウントのツイートを紹介したが,イギリスではデイリー選手とともに銅メダルを獲得したダニエル・グッドフェロー(Dan Goodfellow)選手への同情とメディアの取り上げ方に批判が広がっていた。

どこの国のメディアも人気のある選手ばかりに注目してしまうというのはあるようで,イギリスでは,シンクロというペアの競技であるにもかかわらず,デイリー選手ばかりが注目され,グッドフェロー選手が陰にかすんでしまっているのである。

例えば,多くの雑誌や新聞が銅メダルを一面で取り上げたが,写真はデイリー選手のみだったというのである。

それにはグッドフェロー選手の母親もメディアの取扱いが不公平だと不満をツイッターで述べた。

しかし,当の本人である19歳のグッドフェロー選手は,メディアに対し,「僕はデイリーの陰に隠れているとしてもそれで幸せだよ」と語り,母親にツイッターの使用を禁止したという。

グッドフェロー選手はさらに次のとおり述べており,まさにアスリートとしての器の大きさを感じるエピソードである。

メダルがとれたのは僕とトムの力だけじゃないです。スタッフからの多大なサポートがあったからです。私たちは素晴らしいネットワークでした。メダルにはすべての人が公平に貢献してくれました。

(It isn't even just me and Tom, it is a huge support staff as well. We had a great network. Everyone is equally responsible for the medal.)

お母さんにはもうソーシャルメディアを利用しないように注意したんです。

(I have told my mum to stay off social media from now on.)

海外にもこういう謙虚な選手がいることはもっと報じられてもいいだろう。

実際,グッドフェロー選手は,19歳と若いのであるが,10カ月前にデイリー選手とチームを組む前までは肩の怪我からの回復状況が良くなく引退すら考えたという。

しかし,ペアを組んで直前には4週間寝食を共にし,一緒に生活することでシンクロというペア競技の域を徹底するための努力をした結果,銅メダルを獲得したのである。

グッドフェロー選手は,次のようにも語っている

一緒に生活するっていうのはやり過ぎと思うかもしれないけど,オリンピックのゲームで良い結果を出すためにはベストな努力をしなければいけないんです。だから僕は犠牲を払ったし,僕たちは4週間強固に練習してきました。

(Moving in with each other might look extreme but if you want to do well in the Games you give it your best shot. I made a sacrifice and we trained solidly for four weeks.)

トムとの生活は実際とても良かったです。彼は毎朝朝食を作ってくれるし,家庭的でした。よく面倒を見てくれたし,掃除もしてくれました。結果的に全てにおいて良い結果となりました。

(Living with Tom was really good. He made me breakfast every morning. He is a bit of a domestic god and took good care of me. He is always cleaning. It paid off on all levels.)

このような努力を一人一人の選手が4年間行ってきていることを考えると,なかなか競技後に直ぐ,「4年後に向けてどうですか」と聞くメディアの薄っぺらさを改めて感じさせられるのである

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08/19/2016

リオ五輪の失敗から活かせ(東京五輪は各国選手に最高の環境を)

連日2つの記事卓球のポーランドの選手について触れた「SMAP解散報道のあり方とオリンピックの放送」と「自殺を考えたマイケル・フェルプス(Michael Phelps)選手の葛藤と克服,そして東京オリンピックの可能性」をアップしたところ,ライブドアニュース等に配信されなかなか好評のようであるので,今日もオリンピックの話題について取り上げようと思う。

日本ではあまり競技としては有名ではないものの,今回のリオではおならのような匂いがする緑色の沼として一躍有名になったのが飛び込みであろう。

緑色の原因は,過酸化水素を誤って投入したとのことであるという。

私は化学には詳しくないが薬品を誤って投入するということ自体やはりブラジルのような国家にオリンピックを開催するには荷が重かったのではなかろうか。

大会広報は健康上問題はないというものの,医師が監修したヘルスケア大学のHPによれば,当該薬品はオキシドールとして殺菌剤として利用されているようなものであり,劇物であって皮膚に触れると炎症があるなどとされている。

実際に目がヒリヒリするなどの訴えがある以上,リオ大会責任者はきちんと世界に対し状況をや水質情報を公開するなどしてきちんとした説明責任を果たすべきであろう。

あまり報道されていないが,誤って混入し緑色の金魚鉢のような沼に選手をぶち込ませていた大会は当該薬品の濃度を公開しているのであろうか。

当該HPによれば,

濃度の薄い3~5%程度なら、あまり危険もなく生活に役立つ過酸化水素水ですが、濃度が30%を超えてしまうと劇物化します。濃度の高い過酸化水素水が皮膚に付着すると激痛を感じ、皮膚の色が白くなってしまう白斑(はくはん)が生じます。

そのため濃度の高い過酸化水素水を薄める場合には、保護用の手袋などの防備をして直接触れないよう注意しましょう。万が一、皮膚に付着した場合はすぐに多量の水で洗い流しましょう。

とされており,大会側が健康上問題がないというからそうだろうという報道ではなく,もっと濃度等に切り込んでもらいたい。

いずれにしても,選手がプレーする上で最高の環境を整えるのがオリンピック開催国の責務であろう。この点,リオは開催前から様々な問題が指摘されていた。

そのような中,結果として緑色の沼の中に選手をぶち込ませたり,選手村のトイレの配管がおかしくて糞尿が漏れてくるなどといった話が出ている時点で,近年のオリンピックの中では最も大会環境レベルの低いオリンピックになったのではなかろうか。

実際,イギリスでアイドル的な人気のある飛び込み選手で,リオでは飛び込みのシンクロで銅メダルを取ったトム・デイリー(Tom Daley)選手は,ツイッターで次のようなコメントをし不安をもらいしている。

デイリー選手は,控え目に,「ここ数日間飛び込んでいたものが酷い過ぎるものでないことを祈るよ」といった程度のコメントしかしていないが,世界最高峰の競技をするために必死で4年間頑張ってきた選手に対し,かかる悪質な環境を提供し,極度のプレッシャーの中にいる選手にさらに不必要な不安を負わせるリオ大会は運営委員会としての資質を著しく欠いていたと総括されても文句は言えないだろう。

はっきり言って選手への冒とくである。

ちなみにトム・デイリー選手は,父親を40歳くらいのことに病気で亡すという辛い体験をししているが,ジュニア時代から多くの大会で優勝しており,イギリスのITVが放送した高視聴率番組,「スプラッシュ!(Splash!)」という有名人に飛び込み台から飛び込むというようなバラエティー番組に出ており,その見た目からもアイドル的な人気があることに加え,自らのいじめを受けた過去を公表していたり,自分のセクシャリティーがバイセクシャルであることも公表しているなど少数者の権利保護の観点からも人気がある。

実際,イギリスの五輪委員会の公式アカウントも以下のようなツイートをするなどし,銅メダルを獲得した際の姿を「emoji」でコミカルに応援するなどしており,高い人気を誇っている選手である。

デイリー選手は,10m高飛込みにもエントリーしており,日本時間の8月20日(土) 午前4時に試合が行われる。男子10mシンクロ高飛込銅メダリストの彼がどのような演技をするかも楽しみである。

最近,このダイビングというのは,観客へのセクシーアピールが進んでいるという声もあり,イケメン好きの女子ファンらを増やそうとしているのかもしれない。

さて,話を本題に戻すが,ロンドンオリンピックの印象は開会式のスペクタクルな演出から始まり最後まで印象が良かった。それは,イギリスがアスリートに最高レベルの競技環境を提供できたからではなかろうか。

それはオリンピック開催国としての責務なのであって,プールが沼化してそれをすぐに改善できなかったり(問題発覚当初,水の入れ替えを迅速に行わずそのまま薬品を投入しようとしたり),オリンピックパーク内のカメラが突然頭上から落ちけが人が発生するような事故が起きたり,様々な選手が遭遇したとされる強盗犯罪などの事件・事故が続いているオリンピックは,今世紀で最低のオリンピックであり,ブラジルが三流国家であることを示していると言っても過言ではないだろう。

フジテレビが「リオ五輪 運営めぐる深刻な事故から珍騒動をまとめました。」と題してこれまでの騒動をまとめているが,大会組織委員会のレベルが極めて低いことはこれをみることからも明らかである。

以下,当該記事にあるものを羅列する。

  • オリンピックの公式映像を配信するためのカメラの落下事故
  • ゴルフコースにおけるワニ乱入騒動
  • 女子マラソンでの乱入騒動
  • 緑色の沼プール薬品入れ間違い事件事件
  • 中国国旗デザイン過誤事件
  • ナイジェリア国家取違事件

これ以外にも,麻薬組織との銃撃戦の流れ弾が馬術会場で見つかるなどあり得ない事件が続いていることは,中国で行われた北京オリンピックに比しても酷いと言わざるを得ないのである。

選手に満足な環境を提供できないのであれば開催国として失格である。

この点,米国競泳チームで金メダルを獲得したライアン・ロクテ選手の強盗事件について,狂言疑惑が出ているが,この点も私は本当に狂言なのかは選手が自認しその動機等を述べることがない限り,ブラジル当局の発表を正しいとは判断できないと思っている。

というのも,現地のブラジル人の友人に確認したところ,ブラジルにはFederal,Military,Civilの3種類の警察機能を有する組織があり,Federalは信用できるものの,MilitaryやCivilについては腐敗度が高く,そこまで信用できるかは何とも言えないというのである。

そして,この事件を調べているのはもっとも信頼性が低い,Civilに当たる警察組織であるという。

そもそも,米国の競泳選手に狂言を言うべき動機が判然としない。

他方で,ブラジル人友人の話や米国メディアの報道では,リオ大会組織やブラジルの警察組織は,特に北南米で注目を浴びている本件事件についてその信頼を回復に必死であるようで,狂言として治安が悪いわけではないというアピールをしたいためにきちんと捜査をしていないという声もあるようである。

いずれにしても,この事件が本当であるか否かは別として,現に他の選手や観客の生命・身体に危機が及んだ自体に発展している事件が存在することは事実なのであって,リオ大会についてはリオ大会の運営委員会の責任およびリオを選んだIOCの責任は極めて重い

大会期間中にIOCの理事がダフ屋行為で逮捕されることは前代未聞の大失態であろう。

ロシア選手のドーピング問題が取りざたされているが,ロシア選手の疑義を追及し,避難できるだけの資質をIOCは有していないと言っても過言ではない

オリンピック予算の問題,エンブレム問題,さらには贈収賄問題などが取り正されている東京五輪ではあるが,老害のような爺様連中をしっかりと排除して4年後に臨まなければ,我が国の名声は著しく傷つくであろうこと明らかである。

私が特に頭にきたのは,次のニュースである。

棒高跳び銀のラビレニ、表彰式でもブーイングされ涙

ロンドン五輪の同種目で金メダルを獲得しているラビレニは、IAAFのコー会長をはじめ、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ(Thomas Bach)会長、男子棒高跳びのレジェンドでIAAFの副会長を務めるブブカ氏から激励された。

決勝で無名だったブラジルのチアゴ・ブラス・ダ・シウバ(Thiago Braz Da Silva)に敗れて五輪連覇を逃したラビレニは、表彰式の終了をもって悪夢のような24時間を終えた。

フランスのテレビ局の取材でコー会長、バッハ会長、ブブカ氏と言葉を交わしたことを明かしたラビレニは、「不快だ。フェアプレーの精神が欠落している。ブラジル人全員がそうではなかったということは強調したい。それでも、僕は前に進む」とコメントしている。

決勝で最後の試技に備えていたラビレニに対し、ブラジルの観客は耳障りなブーイングややじを浴びせた

これ程不快な話はないだろう。

はっきり言って民度の問題である。ブラジル国民の民度は三流としか言いようがない。

このような話はどこかの隣国でも起こりそうな話ではあるが,決して2020年の東京でこのような事態は起こってほしくない

オリンピック開催国としての能力がなかったとブラジルのような三流国家の誹りを受けないことはもちろん,やはり日本は最高の競技環境を提供してくれるというような選手本位の大会を開催することこそがオリンピック開催国となってしまった日本の責務であり,重い十字架を我が国は背負わされてしまった

やはり,「さすがは東京!」とロンドン五輪のように世界から賞賛されるためにも,最も支持率が低かった元総理大臣が長を務めるような旧態依然としたメンバーが牛耳っているような現在の組織員会のメンバーの総入れ替えをし,多くの日本人から信頼を受けるようなメンバーが今後リーダーシップを果たしていかなけれならないのではないだろうか

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08/15/2016

自殺を考えたマイケル・フェルプス(Michael Phelps)選手の葛藤と克服,そして東京オリンピックの可能性

前回の記事「SMAP解散報道のあり方とオリンピックの放送」は好評だったようである。

今日もオリンピック放送,特に海外トップアスリートに関する日本メディアが報じない情報を紹介したい。

31歳になったマイケル・フェルプス選手は,2016年のリオオリンピックでも偉業をさらに更新し6競技で5つの金メダルと1つの銀メダルを獲得した。

現時点までで生涯通算23個のオリンピック金メダル(生涯通算28個のオリンピックメダル)を獲得している。

余談ではあるが,金メダルの数については,「競泳は出場種目が多いからズルい」などとロシア人の友人が言っていたので,私は嫌味も込めて,「ドーピングなどをすることなく,同じ日や近接した日時に予選と決勝に多数エントリーする中で,各種目の決勝にベストコンディションで金を取るんだからその事実だけで凄いのであって出場種目が多いからメダルが取れるというのは失当」と反論したところ,不服そうであったが,納得していた。

このようにアメリカ嫌いのロシア人も羨むマイケル・フェルプス選手の偉業であるが,日本がメダルを獲得できなかったこともあってか,男子400mメドレーリレー決勝に関してはそれほど報じられていない

また,前回のロンドンオリンピックの際にも「マイケル・フェルプス(Michael Phelps) 選手の偉業」との記事で海外メディアの報道を紹介したが,今回のオリンピックでも既存メディアの報道は,彼がいかに苦悩し,一時は自殺まで考えたものの,その失敗を再度乗り越え,この偉業を成し遂げたかにつき。あまり言及しておらず,深くないものばかりである。

そこで,海外メディアがどういう話を報道しているのか少し紹介しようと思う。

1.自殺まで考えたフェルプスの苦悩と復活

その前にフェルプス選手がいかに過酷なトレーニングをしてきたのかがわかるUnder Armourの動画を紹介したい。非常にレベルの高い美しい映像である。

この動画や彼の活躍だけを見ると,彼は完璧な人物のように見える。

しかし,私はフェルプス選手が怪物のような偉業を達成するような超人である一方で,人間らしさを持っている所が好きである。

トップアスリートとして君臨することのプレッシャーは私には想像を絶するが,そうした人間らしい弱さがあり,法違反なども犯してしまっているものの,その都度反省し乗り越え更なる偉業を更新してきたことはやはり賞賛に値すると思う。

以下の動画は,米国のスポーツニュースチャンネルESPNの「The evolution of Michael Phelps」というものであるが,個々でも触れられているとおり,彼は人生において,3度の大きな過ちを犯している。

1つ目は2004年に酒気帯び運転で逮捕されたことである。

2つ目は北京オリンピックの6か月後に報じられたマリファナ用水パイプを吸う写真の流出である(刑事としての立件も逮捕歴も本件についてはない点を言及しておく)。

そして3つ目が2014年9月に再び基準値の2倍(メリーランド州は0.08%が基準であるとところ,0.14%だった。ちなみに日本は呼気0.15mgで酒気帯びであり,血中濃度では0.04%程度で酒気帯びとなる)となる酒気帯び運転で逮捕されたことである。

上記3度の過ちは,彼の精神的な不安定さによるものだとされているが,これは9歳の際に両親が離婚し,その後,父親が自分の競泳イベントなどに約束したにもかかわらず表れなかったり,15歳の時に何の前触れもなく新しい奥さんを連れてくるなど自分のことを考えず,むしろ自分を捨てたと感じてきたという親子の感情に起因しているという。

このうち,特に注目すべきはロンドンオリンピックで偉業を達成した後の転落とそこからの反省とリオでの復活であろう。

ロンドン五輪の後,彼は彼自身が成し遂げた偉業の重みから一時的に競泳を離れ,パーティー三昧をし,30パウンドも体重が増え,プールの外での自分の存在価値を見いだせずに"自由"を謳歌し,現役選手としての生活からは遠ざかった結果,2014年9月30日の早朝酒気帯び運転で再び逮捕されるという過ちを犯してしまった。

しかし,彼がやはり凄いのはそこから反省し,自分の弱さを克服し金メダル4つと銀メダル1つを取る偉業により,再びリオ五輪の場で世界を熱狂させた点である。

この2度目の失敗の際,ボブ・ボーマン(Bob Bowman)コーチも,これがマイケル・フェルプスとしての最後であり,マイケル・フェルプスの偉業はここで終わったと感じたと述べている。

この最悪の状況から彼を救ったのは,元アメリカンフットボールのボルティモアのチーム「Ravens」のRay Lewis選手と彼がフェルプス選手に渡した1つの本であったという。

Lewis選手やフェルプス選手の親しい友人はアリゾナ州フェニックスの郊外にある「The Meadows」というリハビリ施設に入ることを強く勧め,45日間,セラピーを受け,その合間にオリンピック選手にしては,2回のストロークで対岸に届いてしまう狭いプールで練習をしながら,内に秘めた弱さに向き合うリハビリをした。

また,Lewis選手が渡した「The Purpose Driven Life」という本が彼を救ったと語っている。

非常に面白いと感じたのは,この本を読んでフェルプス選手がこの地球上に自分が存在する意義(生きる目的)を感じ取ったという点である。

オリンピックで数多くのメダルを取り,世界中から認識され賞賛された選手でも,9歳の時のトラウマや度重なる自分の過ちなどから自分の存在を無意味に感じ,この本で自分の存在意義を再認識したというのだから,その人間らしい弱さを持っている点に驚いた

当時,フェルプス選手は自殺すら考えていたともいわれており,この本が彼を救ったとされている。

ESPNのインタビューでフェルプス選手は次のように述べている。

自分がいない方が世界が良くなると思った。それが最善のことだと思ったんだ。自分の人生を終わらせることが。

("I thought the world would just be better off without me," Phelps admitted. "I figured that was the best thing to do — just end my life.")

我々はトップアスリートになればなるほど精神的に図太く強くなるのではないかと思いがちだが,本当は孤独感や競技以外の場での自分の存在価値などを見いだせなくなったり,自分を追い込んでしまって精神的に逆にもろくなるのかもしれない

この本が契機となり,フェルプス選手は父親のフレッド氏との関係を再構築するに至っている。

ファミリーウィークというものがあるそうで,当初フェルプス選手は,父親に拒絶されることを恐れ,父親を呼ぼうとは思っていなかったそうであるが,この本を読み自分の長年の感情と向き合うために,父親を呼び長年の想いをぶつけたという。

その結果,長年の精神的な弱さの原因となっていた父親との関係を少しずつではあるが再構築でき,子どもが生まれたこともあって精神的にも克服したようです。

生後4か月の息子のブーマー君も今回はリオで観戦していた。

バタフライ100mの結果の直後に見つけた写真であるが,銀メダルは不満なのだろうか。険しい顔をしているのが愛らしい。

引退を表明しているフェルプス選手であるが,4年後,物心がついたブーマー君にフェルプス選手はその雄姿を見せたいと思うことはないのであろうか

2.東京オリンピック出場の可能性

注目すべきは,ライアン・ロクテ選手や母親のデビーさんが以下のとおりNBCの取材に対して述べている

ロクテ選手はNBCの「Today」という番組でフェルプス選手は2020年の東京オリンピックのプールにいるだろうと述べた。彼は4年前にフェルプス選手が引退を示唆した際にも同じ予測をし,それが当たっている

(Lochte guaranteed on NBC's “Today” show that Phelps will be in the pool at the 2020 Games in Tokyo. He made the same prediction four years ago and was correct.)

さらに,フェルプス選手の母親であるデビーさんも東京でのオリンピックの舞台へのカムバックについて,「そうなれば素晴らしいわ」と述べている。

(Even Phelps' mom, Debbie, got in on the act, telling NBC a Tokyo comeback “would be wonderful.”)

人間らしい弱さを克服しながら31歳でこれだけの偉業を成し遂げるのであるから,私はフェルプス選手には人間の限界に挑戦し,35歳でも金メダルを取り続け,本当の「絶対王者」として東京でもその雄姿で日本を沸かせてほしいと思うのは私だけではないだろう。

日本のメディアも折角来年東京でオリンピックを行うのであるから同じようなインタビューなどを繰り返すだけでなく,日本人選手以外の世界のアスリートを紹介したり,日本人選手のフェルプス選手のような人間らしい弱さとそれをどう克服しているのかといった深い報道をしてほしい

なお,以下の動画は,アメリカ五輪競泳チームが公開した車中カラオケである。選手の人間味が伝わってきて面白い。

また,フェルプス選手は全ての試合後にフェイスブック上でLive Streamを行いファンの質問やコメントに答えている。ちなみにPokemon Goはやっていないが選手村ではかなりの数の人がやっており「クレイジー(Crazy)」と述べていた。

このあたりも日本のように管理されすぎない選手の自由さがあるからこそ,アメリカにはフェルプス選手のような水の怪物と称される偉大な選手が生まれるのかもしれない。

ちなみに,フェルプス選手の絵文字もあるようである。

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08/14/2016

SMAP解散報道のあり方とオリンピックの放送

昨夜の11時頃にサイゾーウーマンが他のメディアを先行する形で報道されたSMAP解散報道であるが,私は当初あまり信じていなかったものの,この報道は大スクープだったようである。

(当時のツイート)

ただ,この報道のあり方を見ていて気持ち悪いのは,この報道が14日になるまで一切他のメディアでは報じられず,14日になって報道各社が打ち合わせをしたかのように一斉に報じる横並びカルテルという戦前のような旧態依然とした情報統制の闇が残っている点である。

欧米であれば,個人のパパラッチなり,情報を得たらそこを契機として追随報道がされるというパターンであろうが,日本は追随というのではなく,ある一定時刻になって情報統制がされていたかの如き報道が,所詮単なるエンターテイメントニュースであるにもかかわらず,横行しているのであるから,我が国は本当に自由主義国家であるのかといつも不安になってしまう

この報道のあり方を見ていると,主要メディアは何らかの事務所なり何かの意向に従っているのであり,そこに我が国のエンターテイメントの闇を感じてならない

私は,芸能情報に堪能ではないが,本件についての"感想"(私見というにも値しない程度の感想程度のもの)を言うならば,本件の本質は事務所の対応等を含め,各人において一度傷ついた信頼関係が修復できない程度にまで進んでいたということであろう。

前回の解散報道の際,意味も分からない謝罪を何のためにさせられたのかとは傍から思っていたが,あのように意に反する行為を強制していたのではないかと思われてしまう様な不自然な"謝罪"なる行為を行っていた時点において,信頼関係は修復できない程度に進んでいたと考えられる。

いずれにしても,傍観してみていれば,育ての親といわれた飯島氏という人を排除して,そのまま平然と当該事務所で活動を継続することの方が人間としての義理を欠くと感じるのが自然な流れなのであって,私は今回SMAPを解散したいと言ったメンバー数人は人間として他に比してより優れているのではないかと感じている。

仮に,今後の報道が,解散したいという"メンバー数人"を特定し,それらのメンバーを批難するような報道がなされれば,いよいよ我が国のテレビ業界が異常であって,これらのテレビ等の主要メディアに対し視聴者毅然とした態度で自己の知る権利の保全をしなければならないのではなかろうか。

そこまで我が国の主要メディアが腐っていないことを祈るばかりである。

もっとも,冷静に考えると,40歳を過ぎたオッサンがアイドルとされている日本の"芸能界"の方は異常なのであって解散すること自体は,減価償却がない棚卸資産とされる芸能人であっても,やはりSMAPとして継続していくのには限界があり,解散は年齢的にも時間の問題であったというべきはなかろうか。

Twitter上ではSMAP解散に関連するツイートが多数あり,落胆する声も多かったが,私は,卓球男子団体第一回戦で水谷選手を苦しめたポーランドのイケメンであるJAKUB DYJAS(ヤクブ・ディヤス)選手でも見てキャーキャー騒ぐ方が健全だと思う。

なかなか中国系の選手やアジア系の選手以外台頭していない卓球という競技の中で,解説者も評価していたが,手足の長さを利用して,銅メダリストの水谷選手を苦しめ,丹羽選手を圧倒的なパワーとギリギリまで粘って打ち込むプレーは見ていて爽快だったし,凄かった。まだ20歳の選手であり,今後台頭する選手ではなかろうか。

丹羽選手を下した時に,胸を叩いて喜んでいたが彼が繋ぐかどうかでこの試合が決まる(第5試合に行くかどうか)という中,相当のプレッシャーだったのだなと感じた。オリンピックは日本人選手が仮に負けていても,やはりトップアスリートの戦いなので見ていて本当に面白い。

なかなか海外の選手の活躍などはオリンピックの放送では,放映権の問題で各社なかなか報じない(放映料の関係で報じる価値がないということかもしれないが)が,オリンピックの醍醐味は,日本人選手と戦う他国の選手にどのような人物がいるのかなどを知るという点にもある。

NHKは小刻みにSMAP解散の報道を挟んできていたが,単なるアイドルグループの解散が速報を打ち,オリンピックの生中継を一時中断してまでNHKが報道する性質の話なのか再度他のメディアとの違い,公益性について検討してもらいたいものである。

他のメディアと横並びの報道であれば,視聴料を徴収してまで存在する意義はないのではなかろうか。

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