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09/13/2010

私は小沢一郎氏が次期内閣総理大臣になること支持します。

民主党の代表選挙ですが、私は小沢一郎氏を支持したいと思います。

といっても、投票権はありませんから、私の支持も単なる意見表明にすぎません。

支持する理由ですが、これは消極的支持に近い面があります。

つまり、菅直人現首相があまりにも終わっているからです。

今後3年間も菅直人氏が首相となる日本を見てはいられません。菅首相が続けば続くほど、日本社会は混迷すると思ったからです。

その最大の理由は、彼には信念が無い、もしくは、その信念が伝わってこないのです。発言内容と実行内容があまりにもかけ離れており、政策を実行する行政の長でわるにもかかわらず、最近立ち上げた会議の名前を連呼するだけで、実行する政策の具体的内容が全く伝わってきません

そもそも、菅首相の経済を回復しながら税負担を求めるという発想に、私は経済の素人ながら無理があると思います。

経済行動は心理学的要素があります。

日本人の消費者の傾向として、増税が決まると消費がぴったりと止まり、落ち込むことは、消費税導入以降、明白ではないでしょうか。他方で、エコカー減税や家電のエコポイントなど得をするということになれば、お金を出し惜しみしないように思います。

そして、その最大の一例が、菅直人氏の消費税10%発言です。これで支持率は急落し、参議院選挙は惨敗です。

つまり、国民は税負担を肌で感じることを嫌がり、その心理を明確に消費行動で表すわけです。

円高が解消される兆しは無く、内需拡大が叫ばれる中で、税負担などはもってのほかではないでしょうか。

円高、消費税増税という中で、いくら社会保障費を充実させても、日本は疲弊するだけですし、若い優秀な人材は、どんどん日本から流出するでしょう。

さらに、菅直人氏は雇用を最重要課題と主張しますが、具体策が見えてきません。新卒大学生の苦しい就職事情、既卒となって採用レールに乗れない若い世代の苦悩を理解しているようには全く見えないのです。

このような人物が現内閣総理大臣の職にあることは、この国にとって非常に不幸であると思います。

他方、チャレンジャーの立場である小沢一郎氏は、例えば、消費税関係の税などを地方に移管するなど、地方分権を進め、地方が自立した経済を運営できる支援する政策を代表選の期間中訴えていました。このような具体的な政策を力強く語る姿は少なくとも菅直人現内閣総理大臣よりもリーダーシップを感じられました

特に、官僚との関係について、小沢氏は、現内閣総理大臣の菅氏のように、無責任な官僚批判をしません。官僚は政策を忠実に実行するという本来の姿を理解しており、官僚を使いこなせていないという問題は、民主党の政治家自身の問題であるという認識をしているように、発言内容から感じられた点は、支持する理由としてかなり重要な考慮要素でした

また、マニフェストという原点回帰を主張しています。

私は、民主党のマニフェストすべてには賛同していませんし、こども手当なんか今すぐにでも止めるべきではないかとの立場です。

しかし、それ以上に、マニフェストを軽視しても良いという風潮が続くことへの危惧があります。これは必ず政治不信を招き、政治的無関心者が増え、さらなる国家の疲弊につながると私は思います。

次の衆院銀選挙では、民主党政権がマニフェストの何を実行できたかが問われる選挙です。それが健全な二大政党制です。

それを目指す小沢一郎氏の方が、菅直人現総理大臣よりも、行政の長にふさわしいと私は思います。

また、メディアの不公正な批判などはかねてからこのブログで指摘してきている通りです。この国の大手メディアはペンの暴力を牛耳り、一定の価値観を先行させて、思考停止している大勢の国民を誤まった知識に基づいて、誤った方向に誘導していると感じてなりません。

特に、テレビは限られた資源である電波を利用しているにもかかわらず、同じ意見しか報道せず、自律的に思考できる情報の提供がありません。

これは今回の代表戦に限られたことではありません。

刑事事件では、被疑者として身柄拘束された者はもちろん、疑わしいというだけで、犯人扱いの報道が続いています。小沢氏の事件もそうですし、最近のもので印象深いのは香川県坂出市の女児と祖母が殺害された事件の報道が記憶に残っています。

小沢氏の政治資金規正法違反事件について、果たして、小沢氏の検察審議会で審議されている事案を的確に説明し、どういう罪で何が問題になっているかを説明できる国民はいるでしょうか。メディア関係者でもどれだけの人間ができるでしょうか。

私は、感覚的な印象でしかありませんが、疑わしきは被告人の利益にが徹底される刑事事件であるにもかかわらず、8割以上の方々が説明できないにもかかわらず、「怪しいから」、「やっているに違いないから」という無知で無責任な意見を持っていると感じています。

小沢氏は民主党が約束して未だなしえていない記者会見のオープン化、記者クラブの独占状態の解消を実行すると言っています。これは多様かつ多角的な情報提供を可能にするのではないかという期待が持てる点で支持できます

衆愚政治に陥っている日本社会からの脱却をするためには、衆愚が支持するとメディアが伝える菅直人氏ではなく、マスメディアからの批判を受けつつも、それに向かっていく小沢一郎氏が内閣総理大臣となる方が私は望ましいと思います。

そして、残りの一定期間の中でその力量を発揮し、結果について、唯一正当な民意の反映されるべき選挙において、国民の審判を仰いでほしいと思います。

それでも成果が出ずに、有権者の支持を失うのであれば、そこで、野に下るのが選挙というものであり、正しい民主主義だと思うわけです。

したがって、私は小沢一郎氏が次の内閣総理大臣になることを支持します

もっとも、私が既に民主党政権に期待をしていないという気持ちは変わっていません。しかし、菅直人総理以外の人物、小沢一郎氏による新しい政権が発足した場合は、その動向は注視し、従来の評価を含めて、民主党政権の再評価を行うつもりです。

引き続き今回も紹介します。

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はじめまして。尖閣諸島問題で、政府は「領土問題は存在しない」との声明を国際的に表明しています。しかし、中国は「自国の領土」であると強調しています。すでに竹島問題や千島4島問題があり、日本がどのように主張しようと、相手国は実行支配を行い、または行うとしています。領土問題は実効支配しか解決の道は無いのではないかと思いますが、日本の政府は自民党時代も含めてなぜ、「犬の遠吠え」的な態度に終始しているのでしょうか。「日本故宮の領土である」と主張するならば当然実効支配するべきと思いますが。また、マスコミも中国の「赤色帝国主義」的戦略を重大視しての政府対応を主張しないのでしょうか。

Posted by: haybusa tuyoshi | 10/19/2010 12:28 pm

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