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08/18/2010

民主党「子ども内閣」への失望と怒り

最近ブログの更新ができていません。

忙しいということもあるのですが、政治ネタを取り上げる意欲が全く起きないのです。

これは、政治、とりわけ、先の衆議院選で民主党に投票した有権者への「裏切り」に対する認識が甘い民主党議員に対する落胆、失望、怒りに起因するところが大きいのかもしれません。

結局、政権交代をしても、威勢の良いことを言っていた民主党議員も旧来の自民党議員と同じ穴のむじなであると私は感じています。

今の民主党政権に理念なんてありません。権力欲のみです。

自分たちの権力を維持したいためだけの政治です。

それが如実に表れているのが、以下の記事です。

首相交代なら解散が筋=「反菅」の動きけん制―蓮舫氏 8月18日11時8分配信 時事通信

 民主党の蓮舫行政刷新担当相は18日午前、神奈川県小田原市内で開かれた野田佳彦財務相を支持するグループの研修会であいさつし、「9月に代表選があること自体は歓迎したいが、もしここでまた代表・首相が代わるなら、(解散)総選挙が筋だ」と述べ、菅直人首相の再選阻止を目指す党内の動きをけん制した。 蓮舫氏は「総選挙になった場合は10月末に予定されている特別会計の事業仕分けにも大きな影響が出る」と指摘。「その影響を最小限に抑えるためにも、菅首相を支持したい」と強調した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100818-00000049-jij-pol

先の参議院選挙での敗北の意味が解っておらず、解散権を盾に、主流派の地位にしがみつこうとするこの動きは、今までの自民党執行部が反対派のけん制するために内輪の政治に時間を費やしてきた行為そのものではないでしょうか。

ポピュリズムや衆愚政治のシンボルであり、マスコミにちやほやされている蓮舫大臣も、所詮、主導権争いしか眼中にないのです。

私を含め去年の夏は多くの人が政権交代により、政治理念が明確な政治に期待したのではないでしょうか。

しかしながら、結果を見てみれば、初めての本格的政権交代とはいえ、民主党議員にその能力は無かったように思います。理念なんてなく、指導力も発揮できず、官僚を口先だけで叩くだけの無責任政治(官僚に任せ切っている従来型政治と同じ)です。

そもそも、私は官僚や国家公務員を批判のやり玉にあげるだけのポピュリズム政治には危惧を感じていました。

もちろん、官僚の問題のある行動も多々ありますが、官僚の統率は、本来、国会議員、ひいては選挙を通じた主権者が行う責務です。

それを国会議員はもちろんのこと、国民もそれを放棄してきたと私は感じています。

これに対しては、知らなかったし、やっと明るみになったからという反論もあるでしょうが、それでも、知らなかったこと自体が主権者としての罪だったように思えて仕方ありません。

行政に属する職員は、法律による行政の原則が徹底されています。立法者である国会議員が、法律で、様々な問題を規制しておけば、官僚にまつわる問題の大多数が早期に解決できたはずです

しかし、国会議員の大半は立法者でありながら、法案政策能力がありません。ゼロです。なぜならば、法律センスゼロで政治家になるのですから、そもそも、立法者の役割を果たし得ないからです。

菅総理は、「官僚は馬鹿」と発言しましたが、本当にバカだったのは、長年国会議員であり、無策だった野党議員を長年やってきて、与党になっても、何一つ有効な法律を出すことのできない菅総理自身ではないでしょうか。

菅総理が休暇中にどんな本を読んでいたか私は解りませんが、下らない本を読むくらいなら、きちんと立法者としての能力を身につけるだけの法律理解能力を養ってほしいものです。

菅総理や次の総理大臣候補には、以下の本でも読んで、行政の長としての最低限の知識を身につけてほしいです。

民主党の議員が、無責任な官僚批判をし、自分たちの無責任なマニフェストへの反省もなく、また、マニフェストの何も実行できていない現実は失望と怒りを通り越し、笑うしかない状態にあります。既存の政治家には全く期待できないと言わざるを得ません。

私は、自民党の本格的な再生を心から願っています。

さもなければ、二大政党制を実現した先の衆議院選挙の意義が無くなってしまうからです。

そのためには、自民党の悪しき無能な大物政治家を追い出すための施策をぜひとも実行してほしいと思っています。具体的には、予備選挙などを導入して、候補者を公平に選定するなど、自民党の候補者が本当に選挙区民の方を向いていると認識できるような抜本的改革が必要だと思うわけです。

予備選挙など民主主義的政党が誕生し、国民とかい離している政治家を候補者段階で排除する仕組みがなければ、日本の将来には希望が持てないように思います。

他方、民主党には、もう何の期待もできません。

唯一いうならば、民主党議員がした国民への裏切りは歴史的な汚点であるということでしょう。

仙谷官房長官、枝野幹事長をはじめとする現執行部は、ハッキリ言って、「子ども内閣」であり、「子ども執行部」です

以前、小沢一郎氏が民主党は未熟という発言をしていたことを記憶していますが、その指摘は正しく、本当に未熟でした。

見た目は良いおっさん、おばさんの集団ですが、中身は「子ども」です(純粋さが無く、権力欲ばかり考えていますから、「子ども」よりたちが悪いかもしれませんね)。

官僚をリードする指導力が無いのです。そして、もっとひどいのは、日本をどういう社会にしたいという理念が無いからです。

では、第三政党に期待ができるかといえば、これも私はできません。

みんなの党も、同じです。おそらく政権政党になれば、民主党と同じように旧来の自民党と同じことをするでしょう。

官僚批判をしていますが、「自分たち政治家の指導力不足」と「理念が無い」官僚批判は、無責任であり、何も生み出しません

官僚を使いこなす能力が無い人間が政治家になって、自分の指導力不足を反省せず、単に批判する。それに熱狂する国民という構図が今後も続くのであれば、日本に希望はありません。

そんな国に優秀な人材はとどまるでしょうか。

多くの優秀な若者が海外に出ていくと思います。資源の無い日本にとって、人材の流出が一番恐ろしいことです。

民主党の政治家が有権者の期待を侵害したことへの罪は非常に大きいと思います。日本の適正な民主主義の実現がまた数十年遠のいたと歴史的に評される日もくるかもしれません。

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Comments

本ブログでは、民主党への期待の呼びかけや政権交代初期までの民主党擁護が存分にされてきた事を忘れないで下さい。

単に裏切られただけではすまないはずです。「意欲が全く起きない」とはある意味卑怯でもあります。政権あるいは内閣批判を精力的に展開するのが筋、このブログの使命ではないでしょうか。

Posted by: 愛読者 | 08/19/2010 at 04:35 AM

全く同感です。
田中・金丸に集金方法を学んだ権力志向だけの男が、国民新党や社民党など支離滅裂な徒党を組んで、実現のあてのないリップサービスを連発し、これに騙されていたのです。
世界中の笑い物でしょう。
若い人に政治教育をしてこなかったつけなのか、若い人たちがかわいそうです。

Posted by: axes | 08/20/2010 at 06:13 AM

>愛読者さん
勘違いなさらないでいただきたいのは、私は政権初期の民主党を公平、中立的な観点から評価しようと努力してきたのであり、擁護する意図持ってきていません。

鳩山前総理の普天間の結論、参議院選挙直前には、評価できないという結論も示しており、民主党を擁護したつもりはありません。

あくまで、政権交代から普天間までの間の評価は、従来の政治運営に責任のある自民党との対比において、相対的に民主党の評価が上がっていたに過ぎません。

しかし、もう一年以上たち、鳩山政権から菅政権にかわり、さらに、マニフェストを説明なく反故にしようとしたわけですから、これには厳しい評価と批判を加える必要があります。私の意見はそれをしているに過ぎません。

さらに、「政権あるいは内閣批判を精力的に展開するのが筋、このブログの使命」とのことですが、私はこのブログで生計は立てていませんし、実社会生活が別にあります。このブログは設立当初からずっと断っているように、私の実社会生活の片手間に、既存のメディアによって統一的な見解が流されていることへの危惧から、異なる視点を提供しているに過ぎません。

ブログの運営方法を今後も変えるつもりはないですし、下手な使命感を持って、中立・公正な観点を放棄して、政権批判をするようなブログ記事を書くつもりもありません。御理解下さい。

Posted by: ESQ | 08/21/2010 at 11:17 PM

> axesさん
賛同有難うございます。
ただ、私が貴殿の意見と全く同じかは疑問です。
誰のことを指し、「田中・金丸に集金方法を学んだ権力志向だけの男」と評しているのか解りませんが、私は菅直人政権と現民主党執行部を批判しているに過ぎません。
仮に貴殿のいう男が小沢氏ということであれば、現執行部に小沢氏はいませんから、私は直接小沢氏に批判的な見解を持っているわけではありません。

もちろん、小沢氏の政治姿勢等が「良いもの」と評価はしていません。
ただ、俗に「違法なことをしたのに首相にするのはおかしい」という見解がありますが、これは全く説得力の無い無知な方の見解であり、聞くだけ価値の無い見解だと思っています。

なぜならば、起訴すらされておらず、有罪の確定もない段階で、刑事責任があり黒という前提は、無知以外の何物でもないからです。

Posted by: ESQ | 08/21/2010 at 11:25 PM

>公平、中立的な観点から評価しようと努力してきた

「公平、中立的な観点」はありえない、あるいは不可能だと思います。よろしければ、「公平、中立的な観点」というものをめざし、そしてそれを実現している人、組織等などを教えてください。

「公平、中立的な観点」は卑怯と紙一重だと常々考えております。

Posted by: 愛読者 | 08/27/2010 at 05:33 AM

愛読者さん

絶対的な公平中立な視点というのはあるのか解りませんが、物事を捉えるときに、常に公平中立な視点を保つように努力することが私は大事だと思っています。

私の見解が公平中立とは言ってません。私がそれを目指し努力しているだけです。それを怠れば、分析としての価値が無くなるからです。

Posted by: ESQ | 08/27/2010 at 08:35 AM

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» 小澤一郎氏に申し上げる! [晴れのち曇り、時々パリ]
小沢さん。 お願いです。 9月の「民主党代表選挙」に、立候補して下さい。 先の参院選以後の『民主党』政権の変節は酷すぎます。 タナボタで首相の座を物にして以来の、菅直人氏の無能ぶりには、有権者として、国民として、ほとほと愛想が尽きました。 そもそも、小沢さんご自身が一番良くご存知の通り、貴方を除いた民主党議員達に、政権担当能力は有りません。 我々素人がみても、明らかです。 我々日本国民は、戦後連綿と続いた『自民党政権』下での庶民の苦しみに、散々耐えさせられて来ました。 かつて、... [Read More]

Tracked on 08/19/2010 at 06:02 AM

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