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01/03/2010

日本の技術力のPRになったNHK紅白歌合戦 ― 英語サイトをNHKは作るべき

紅白歌合戦に関する話題を連日伝えてきたので、今日はそれに関連するが、少し真面目な話をしようと思う。

以前、2009年12月5日付の記事で「NHKは収益機会を喪失していると言う話をした。今回はそれに関連する。

現在、紅白歌合戦でのスーザン・ボイルさんの招聘により、YouTubeでその動画を見た世界中の人々がNHKのハイビジョンの美しさに驚嘆する声を残している。

たとえば、

「なんて美しい動画なんだ。日本のテクノロジーはやっぱり世界一をキープしている」、

「ボイルさんの歌声も素晴らしいけど、これほど美しい動画を見たことがない。」、

「日本の技術力、品質は本物だ。」、

「これがまさに水晶のように美しい(クリスタルクリアー)というべき画像だ。音も本当に素晴らしい。今まで見たボイルさんの歌う映像の中で一番の出来だ。」、

「こんなに美しく素晴らしい動画を削除しないでほしい。NHKの担当者お願い!」

等の声が世界中からYouTubeやボイルさんのファンサイトに寄せられているのである。

そこで、私は、NHKが紅白をオンデマンドで配信すると言っていたので、もちろん、海外向けにも英語で見られるようなサイトがあるのかなと思って調べたのだが、残念ならが存在しないようである。

確かに、NHKオンデマンドの英語サイトを作ったところで、海外の人がどれだけ日本に関心を持って視聴し、それが収益につながるかは疑問だろう。おそらく通常はそれほどいないかもしれない。

しかし、今回、ボイルさんで世界的には日本の紅白歌合戦に対する注目がかなり高まっていたし、現在もYouTubeでかなりの人が動画を見て、ボイルさんの歌声とともに、日本の映像技術に驚嘆の声が集まっている。

これはまさに日本の技術力をアピールする有益な機会だったのではなかろうか。

この国際化された時代に、英語対応のサイトがないことがそもそも問題である。

NHKは民放とは違い、公益性の高い放送局である。そうであるならば、目先の利益だけを考えるのではなく、こうした機会に徹底して日本のPRに努めるべきではなかろうか。

いつもNHKが作っている「面白くないが映像は美しい」という番組を世界に配信することで、世界の人々は少なくとも日本の映像技術の高さが世界一位だということを実感してくれるはずである。

しかしながら、現在NHKがやっているのは、美しいと称される動画を著作権に基づいて削除することだけである。

削除するのは正当な権利の行使であり、私は構わないと思う。

だが、折角、日本の美しい映像に興味を持った海外の人々が沢山いるのだから、有料であってもそれが楽しめるように英語サイトを構築すべきである。

例えば、YouTubeなどに部分的に紅白のハイライト映像を入れて、数分間のウェブCMを英語で作り、有料の英語化されたオンデマンドに誘導する。

こんなシンプルなことをするだけで、日本の技術力の高さをかなり世界に周知できるはずである。中国のGDPが日本を超えるなどというニュースを報じるより、日本の技術力をPRすることが重要であろう。

おそらく、この美しいハイビジョンのスーザン・ボイルさんの動画に接した海外の人々は、日本の技術力に驚嘆するだけでなく、日本の製品に対して今後良いイメージを持って接してくれるはずである。

確かに、現在でも、NHK World EnglishとかNHK World Premiumなどのサイトはあるがそこにあるコンテンツは非常に限られているし、映像もハイビジョン映像ではない汚い画像のものが多い。

これでは、日本の技術力のPRにはまったくもってならない。

著作権などいろいろな問題はあるにしても、NHKは、その公益性の使命を再認識して、何とかして日本の映像技術を海外にPRする機会を活かすべきであろうが、やはり、受信料の守られたNHKの経営戦略にそうした視点を求めることが無理なのであろうか。

私はNHKのさらなる変化に期待したい。

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映画・テレビ」カテゴリの記事

Comments

はじめまして。

Blogosで見つけました。YouTube上の映像は絶賛削除キャンペーンを行なったみたいですね。

さて、昔NHKのウェブサイト制作を手伝ったことがあるのですが、法律の規制(受信料で作った放送を他に利用するのはいかがなものか)、判断しない経営陣、ちょっとしたことが政治問題化しやすい状況などがあいまって、日本語でウェブを作るのですら、外郭団体みたいなのをこしらえてやってました。放送と通信は違うので…みたいな理由だったと思います。

しがらみのある人たちに期待しても仕方がないし、彼らには彼らのリクツがあるので「自分の製品を海外に売り込むには」という記事を書きました。後ほどトラックバックさせていただきますので、もしよろしければご認可をお願いします。ご意見などもちょうだいできればうれしいです。

Posted by: Hidezumi | 01/04/2010 at 09:14 AM

>Hidezumiさん

はじめまして。コメント有難うございます。
貴殿のトラックバック承認させていただきました。記事も読ませていただきました。
興味深かったです。

NHKに関連する法令を調べたわけではないので、私も不正確な点があると思いますが、NHKや総務省等が柔軟な法解釈をしない点にも問題はあるように思います。

「法の規制が・・・」という場合に、柔軟な法解釈をあえてさせて複雑な組織を作り、責任の所在を不明確にすることもあるので、十分な監視が必要ですね。

もし、本当に方に明確に反し無理なのであれば、私は、国民の利益につながることをするのであれば、NHK自身から法改正を求めるなどの声が上がるべきだと思っています。

NHKと似ているイギリスのBBCは非常に政府に批判的な報道もします。BBCのあり方も参考にNHKには、公共放送として、民間放送との違いを意識し、機会を最大限活かして日本の技術力のPRもしっかりすべきだと思います。

Posted by: ESQ | 01/06/2010 at 01:41 AM

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Tracked on 01/04/2010 at 09:37 AM

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