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11/19/2009

Facebookが日本人を孤立化から救う? ― Twitterの次はFacebookか

最近、「国会議員の数が多すぎる」とか、「外国人参政権の問題」とか、政治的、法的テーマが続いたので、軽ルチャーな話題を今日は取り上げようと思う。

皆さんはFacebookというウェブサイトを御存知だろうか。

おそらく、海外で生活していたり、海外の友人などが多い人は既に知っている人も多いだろう。

いわゆる、ミクシーやグリーの英語版・海外版といったものなのだが、ミクシ―やグリーのアカウントを持っていた私も既にこれらはほとんど利用せず、最近は、Facebookを時々利用する程度である。

そもそも、ソーシャルネットワーキングサイトは、私はどちらかというと苦手で連絡ごとはすべてメールにて行う。

なぜなら、ネットワーキング(Wallと呼ばれるメッセージボード)上に残した特定の者への情報が、友人仲間とはいえ、第三者に見られるのが好きではない。

しかし、そんな私でも、Facebookは、他のソーシャルネットワーキングサービス(SNS)に比べ、比較的利用しやすい。

そこで、今回、なぜFacebookはミクシ―やグリーより利用しやすいと感じるのか考えてみたことを紹介しようと思う。

このFacebookが私にとって利用しやすいという理由は2点ある。

1点目は、実際に面識のある人物との情報共有に役立つという点である。

Facebookは、本名で登録することが義務付けられている(もちろん偽名を使う人もいるだろうが)。

元々、Facebookはアメリカで、大学生向けに友人同士の交流に利用された同サイトが、その後卒業生、さらには一般人と利用が拡大してきたものである。

このFacebookを使うと、大学時代の覚えているが、連絡先が解らなくなった友人など検索するのが容易であるし、最新の自分の情報を一定の友人にのみ公開することで、疎遠になっていた友人といつでも必要に応じて連絡が取れる。

メールでの連絡の取り合いは、しばらく連絡をしていないうちに、アドレスが変わっていたりして、自然と疎遠になってしまうことが多い。「そういえば、今あいつ今何してるんだろう?」とふと思ったときに、連絡が取れるというのは非常に便利である。

また、授業で何回か一緒だった程度でなんとなく話したことがある知り合い程度の人が実は友人の友人で、Facebook上で、改めて、当時の授業の際の面白い話に花を咲かせることもできる。

なお、私は積極的に利用しないが、多くの人は、上述したWallと呼ばれるところにコメントを書き込んで、掲示板感覚で交流し合うようである。

さらに、Facebookのおかげで一期一会の出会いから継続した友人になる場合もある。

昔、私は、ニューヨークのブロードウェイで、友人数名とミュージカルを見た際に、たまたまステージドアから出てきた主役級の俳優と話をしているうちに、意気投合し、その俳優がステージの裏のツアーを即席でやってくれたことがあった。

その後しばらくして、その俳優もFacebookを利用していることがわかり、連絡したところ、覚えていたことから、今でも連絡を取っている。最近も、ブロードウェイの有名ミュージカルの主役に抜擢され、活躍している。

本来、「一期一会」で終わってしまう出会いを、「長い付き合い」へと持続可能にしてくれる機会を提供してくれたのは、Facebookというテクノロジーとだったと言っても過言ではなかろう。

2点目の理由は、交流の幅が日本と言う枠にとらわれないという点である。日本人はもちろん、アメリカ、イギリス、カナダ、フランス、スウェーデンなど大学時代や何かの関係で知り合った人々と1つのサイトで、コミュニケーションが図れる。

ミクシ―やグリーはどうしても日本語が利用できる日本人のみが対象になってしまうが、Facebookだと、世界中の友人とコミュニケーションを図ることができ、彼らの関心ごとを知ることができる。

さて、今日このFacebookを取り上げたのは、Facebookが日本法人を設立して、日本での進出を本格化させるという下記のニュースを見たためである。

昨今、日本人の若者を中心に、内向き傾向が強まっていると言われている。インターネット等の発達により、海外に実際に行かずとも、海外の情報が手に入るので、それで満足だという人が増えていると言われている。

しかし、海外の人との交流をしてみなければ、現地の生の情報は得られないことも多い。

とはいっても、皆が皆、海外に行ける状況にはない。

そこで、Facebookのように1つのウェブサイトにより、世界中の人と交流が図れるツールが日本に本格進出すれば、そこでのコミュニケーションを契機にして、外に興味を持ち、国際感覚に優れる日本人の若者が今以上に増えるかもしれない。

何も国際的感覚が磨かれるべきことは若者に限ったことではない。

最近の政治やメディアの報道姿勢を見ていると、どうも日本特有の言動をすると思うことが多い。

例えば、政治家が選挙中に土下座までする姿は日本特有であり、異様な光景である(投票してくださいとそこまで遜るということは、実績や資質がそもそもないから必死にお願いするんだろうと私の英米の友人たちは言っていた。私も同感である。)。

欧米では、およそ相手にされないような恥かしい陰謀論を唱える人が平然と日本のテレビメディアで面白おかしく取り上げられたりする(9・11テロがアメリカの自作自演の陰謀だという話がゴールデンタイムのテレビ番組で取り上げられていたが、9・11テロを現地で経験した者としては、ねじ曲がった情報を真実のように扱っており、非常に荒唐無稽かつ不謹慎だと怒りすら感じた)。

さらに、日本のメディアには、「アメリカの政府筋」となんとも怪しいソースタイトルで、「アメリカ政府は日本に不信感を持っている」などと下らない煽り行為を行うメディアや自称"識者"で溢れかえっている。

しかし、こうした政治家の異様な行動やメディアや自称"識者"のいい加減な海外情報は、海外の友人ネットワークをしっかり持っていたり、自分で海外の情報を何らフィルターを通さずに入手できる手段があれば、すぐに「変なことやってるな。変なことを言っているな。」と気がつくことであろう。

つまり、外国を知ることは、日本を知ることにもつながる。

昨今の日本人が内向きになっているといわれている傾向に、一石を投じるコミュニケーションツールに、Facebookがなりえるのかにも注目してみたい。

既に、洋書ではあるが、Facebookを利用したマーケティング方法など、Facebookでの商売を考えた本も出ている。日本だけでなく海外にも広く利用されたFacebookはマーケットの市場としては大きいことに疑いはない。

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Facebookが日本法人設立へ 実名SNSでmixi追撃
11月12日1時47分配信 ITmedia News

 世界最大のSNS「Facebook」を運営する米Facebookは、来年1月にも東京都内に日本法人を設立し、日本市場に本格参入する。日本向けサービスの開発拠点として、PC版・携帯版を改良し、ユーザー数を拡大する計画だ。Facebookが米国外に開発拠点を置くのは初。

●世界のアクティブユーザー3億人

 Facebookは実名での利用を推奨しているSNS。電話番号や住所、出身校などプライベートな情報を登録でき、情報の公開範囲を細かく指定できる。

 2004年に大学生向け限定でスタート。06年には学生以外にも利用を開放、07年には他SNSに先駆けてAPIを公開し、外部開発者がアプリを開発できるようにするなどしてユーザー数が急拡大。MySpaceを抜き、世界最大のSNSとなった。

 現在、世界のアクティブユーザー(直近30日間に1度でもアクセスした人)は3億人で、うち半数は毎日アクセスしているという。海外展開も積極的に行っており、08年に70カ国語に対応。米国のほかドイツやスペイン、英国、トルコ、マレーシアなどさまざまな国で、最大のSNSになっているという。

●日本語版は100万ユーザーも「特殊な市場」

 日本語版も08年5月にスタートし、現在は100万ユーザーが利用しているという。「まだ数は少ないが、加速度的に増えている」と同社で国際戦略を統括するハビエル・オリバン氏は話す。

 ただ日本市場は、言語をローカライズしただけでは攻略しづらい「特殊な市場」という認識も持っている。携帯電話からのネット利用が活発で、さまざまな仕様のWebブラウザを載せた端末があることや、日本のユーザーが実名コミュニケーションに抵抗が強いことなどがその理由だ。

 日本法人は、来年第1四半期(1~3月)中に設立する予定。日本の携帯電話で使いやすい携帯版を開発するほか、PC・携帯版向けに日本限定の機能もリリースする考えで、「日本のユーザーにも広告主にも使いやすくしたい」という。

 米国本社から技術者を招くほか、日本人技術者やマネージャーも採用する計画だ。

●mixiにも負けない

Facebookが日本法人設立へ 実名SNSでmixi追撃
11月12日1時47分配信 ITmedia News

 日本のSNSは、PC向けではmixiが約1800万人のユーザーを集めており、携帯電話では「GREE」や「モバゲータウン」が人気だ。mixiやモバゲータウンはAPIを公開、GREEは10月のリニューアルでFacebookに似たユーザーインタフェースに変えるなど、国内SNSがFacebookの成功の軌跡を追うような動きも見える。

 Facebookには負けない自信があるという。米国や英国では、先行していたMySpaceやFriendsterを抜いて1位に。ドイツやスペイン、トルコなどでも先行SNSを抜き、トップシェアになったという。「人とつながりたいというニーズは世界共通。身近な知り合いとつながり、オープンで世界に開けたコミュニケーションを提供していきたい」とオリバン氏は話す。

 実名を名乗り、リアルな社会関係でつながるFacebookは、匿名利用も多い日本のSNSとは一線を画す。「世界のネットの流れを見ると、以前は珍しかった実名コミュニケーションが今では当たり前になっている。日本にもその流れは来る。ネットを使う全員が使うサービスにし、世界中の人をつなげたい」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091112-00000011-zdn_n-sci

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Comments

初めまして、facebook と聞いて黙っていられなく、始めたお邪魔したのに追加意見です。こちらももともとアメリカの大学院へ通っている頃に紹介されました。今では日本の友人や、子供の日本での留学先の学校等に勧めまくっています。先日も日本の友人より『オーストラリアからも誘いが入っているけど、何が利点か」と問い合わせスカイプで手取り足取り便利な部分を教えてあげたほどです。私の個人的な理由としては、マックコンピューター使用者だと、非常に写真が短時間でアップロードしやすいので、友達とどんな写真でも共有しやすい。また高校生、中学生の娘や息子がいると監視をしやすい。日本のように携帯が発展していない北米は、日本の学生が携帯を使うようにiphoneやipodでfacebook application をいれいとも容易くアクセスして、メールだと無視されてもこちらはそうはいかないと、こそこそしないで公開されているから健全です。mixiは今,海外からの登録ができません。しかしfacebookは登録言語も選べて世界中どこからでもアクセス可能ですし、望めば誰とでもつながれます。という具合で、とても居心地がよい、私としては同じ心情、教育観念を持った人とつながれるので、楽しく使ってます。

Posted by: モンタギュー | 11/20/2009 at 01:01 PM

>モンタギューさん

はじめまして。コメント有難うございます。

なるほど、北米では確かに日本のような携帯利用とは異なり、あくまでもパソコンや主流ですから、iphoneによる利用にもつながっているのですね。

子どもの利用状況を親が把握できるというのもなるほどと思いました。日本ではフィルタリングサービスが未成年者の携帯電話登録でつけられることになっていますが、ある意味他人任せなところがありますよね。親が監視しやすいところにあるというのは、非常に理にかなっているFacebookの新たな側面だと感じました。

私はマッキントッシュを使ったことが1度だけしかないのですが、Facebookはマックで利用しやすいとは知りませんでした。

Posted by: ESQ | 11/20/2009 at 11:46 PM

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