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10/07/2009

メディアの危機管理意識の低下(フジ、TBS、NHKの不祥事からの考察)

最近、テレビメディアを舞台とした不祥事が甚だしい。

まず、先日取り上げた、フジテレビのアナウンサー、長谷川豊氏の生放送中の不適切発言(卑猥なニックネームを連発したり、「こいつ」という見下し表現を連発したり、滝川クリステルさんを外人とののしるがごとき発言を行った)は、以前、このブログで取り上げたように、言葉を扱うアナウンサーとしてのプロ意識が著しく欠如した事件である。

こうした生放送における不祥事は、フジテレビだけではない。

ライブドアニュースによれば、10月3日にTBS系で放送されたテレビ番組内で、タレントの島田紳助氏が生放送中に若手芸人を恫喝したと思われるシーンが流れ、インターネット中で騒動になっているという。

島田紳助といえば、以前このブログでも取り上げたように、他人のマネージャーに暴行を加えたとして、大問題になったことがある。皆の記憶に新しいだろう。

事実上の前科(法的な意味の前科とは別)がある、芸能人が、社会的影響力のあるテレビの生放送中に、暴行事件を起こしていたとすれば、許しがたい問題であろう。

ただ、これにはマスメディアをはじめ、視聴者にも責任があるだろう。

2004年に女性に対する暴行という社会通念上看過しがたい事件を起こしておきながら、謹慎期間もわずか2カ月で、1,2年後には、それを不問に付すかのように、一切事実の経過は報道されず、テレビでも以前以上に高慢な姿を披露してきた。

私は今年の6月頃に指摘したのだが、それを許してきたテレビ局が第一義的に悪いにしても、その番組に疑問を持たず、思考停止して、面白ければ何でも良いという視聴者の側にも問題があるだろう。

素行の悪い人間、不祥事を起こした人間に対し、芸能人だというだけで甘すぎはしないだろうか。

いずれにしても、TBSは公共の電波を使い、ある程度視聴率の高い番組内において、ゴールデンタイムに、視聴者に違和感を持たれるような状況を生放送中に生じさせてしまい、世間を騒がせているのであるから、主要メディアとして、しっかり説明すべきであろう。

生放送にハプニングはつきものであるが、生放送中の司会者タレントによる共演者への暴行事件なんてあってはならない前代未聞の不祥事である。

そういう危機管理(日頃素行の悪いタレントは使わないとか、万が一の場合を常に想定しておくとか)ができないのであれば、生放送などをする資格はないといっても過言ではないだろう。

仮に、報道されている内容が事実で、単なる共演者の態度の問題で生放送中にキレて醜態をさらしていたとすれば、プロ意識の非常に低いタレントであり、そういうタレントを起用する番組のスポンサー企業に対する不買運動すら私は生じても良いのではないかとすら思う。

当事者間でその後争いがないとしても、放送倫理上、生放送中の暴行行為というのは、看過しがたい問題ではないだろうか。

最後に、NHKの不祥事にも触れておきたい。NHKが偏向報道だとして抗議している人々に対して、不問にするように働きかけるなどの行為を行ったという話である。

これについては、不問にする働きかけの度合いによるのではないだろうか。原告数が1万人という訴訟沙汰にも発展している事件なので、今後の推移を見守る必要があるが、仮に問題が生じているのにそれを隠すための働きかけをしていたとすれば、さすがに公共放送としての機能を営むNHKとしては、著しく不適切な行為だろう。 

和解交渉の範囲内での動きなのかどうかも考える必要があるが、現在の報道を前提にすれば、どうやら臭い物には蓋をするが如き動きのようで、偏向報道という問題に向き合う姿勢として、看過しがたい重大な問題があるように思われる。

いずれにしても、最近のマスコミは、不適切な問題をたくさん残していることはもちろん、それに対して真摯に向き合う姿勢が欠如しているように思われる。

フジにしても発言したアナウンサー本人の訂正や謝罪発言は聞こえないし、TBSはYoutube上にアップされた問題の動画を削除することには長けているようだが、生放送中の暴行行為という問題に対して真摯に向き合い、問題に対する説明責任を果たそうとする姿勢は垣間見ることすら現在のところできない。

NHKの働きかけが上記のようなものだとすれば、こちらも論外といってよいほど、不適切な対応である。

マスコミのモラルハザードが既に生じているのは知っていたが、企業として、公共放送としての危機管理の意識がここまで低いというのは、驚きですらある。

私はよく欧米と比較すると、日本には稚拙な面があると思うことがあるのだが、もしかすると、その稚拙さに寛容な土壌をメディアが作ってきたのかもしれない。

そろそろ成熟した社会のためにも、成熟したメディアへの改革を望む声が大きくなってもよいのではないだろうか。

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反省ナシ?紳助また傷害? 生番組で若手芸人へ鉄拳制裁
10月6日16時57分配信 夕刊フジ 

 TBS系で3日に生放送されたクイズ形式の特番「オールスター感謝祭」で、司会の島田紳助(53)が若手芸人に“鉄拳制裁”をしたとネット動画で話題になっている。

 問題のシーンは、スタジオでシルク・ドゥ・ソレイユが実演していた最中に流れた。

 クイズ回答者のタレントたちが並ぶひな壇の階段を上がった紳助が、お笑いトリオの「東京03」に詰め寄ってもみ合いとなり、周囲が止めに入る様子が映し出された。音声には「コラァ!!」という怒号も。放送後、映像はすぐに動画投稿サイト「ユーチューブ」にもアップされた。

 生放送中に、いったい何があったのか。番組関係者が明かす。

 「『東京03』は生放送が始まる前、紳助へのあいさつが不十分だったようで、番組中も、やる気がないように映った。紳助は日ごろから、お笑い芸人のしきたりや礼儀に厳しく、我慢できなかったようです。同じ吉本の後輩は、そんな紳助の性格を熟知していますが、事務所の異なる彼らはピンと来なかったのでしょう」

 その後も、スタジオ内ではテレビに映らない場面で、タレントの間にピリピリした空気が流れていたという。

 この騒動について、番組に出演していた漫才師、オール巨人は自身のブログで《(紳助は)何か少しカチンと来たのでしょうね。でも大丈夫ですよ。少し怒った後に打ち上げも一緒に行って最後は握手をしてハッピーエンド》とフォロー。

 「東京03」は、TBS系で放送された今年の「キングオブコント」で優勝した若手実力派だが、紳助には天狗になっているように映ったのだろうか。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091006-00000004-ykf-ent

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