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10/01/2009

夜の楽しみが1つ消えた日

ちょっと話題としては、遅いが、どうしても、言いたいので、今日はこの話題から。

フジテレビのニュースJAPANの顔の一人、滝川クリステルさんが25日の放送をもって降板された。

これは私にとっては非常に衝撃的で、夜のニュースとしては、小谷真生子キャスターが務めるテレビ東京のワールド・ビジネス・サテライト(WBS)のとともに、とても楽しみにしていたのだが、その楽しみが1つ減ってしまった。

フジテレビのニュースJapanにおいて、滝川クリステルさんは、家族の介護で番組を休まれることが多かった松本方哉キャスター(7月27日に降板されたとのこと)とともに、なんとなく上質のニュースという雰囲気を醸し出しており、落ち着いた気分で見れる唯一のニュース番組だったように思う。

もともと、滝川クリステルさんにはそれほど興味があったわけではない。当初はワシントン支局などで活躍された松本方哉氏がキャスターを務め、日本の報道番組には珍しく、アメリカのABCニュースの記者や政治部長を番組に登場させて、アメリカ側の視点で、様々な問題を取り上げる「Inside America」など海外の話題を深く取り上げることが面白く、ニュースJAPANの価値はその差別化にあると思っていた。

クリステルさんも単なるお飾りのキャスターではなく、松本キャスターが家族の介護のため、番組を休まれている間もしっかりとメインキャスターとしてニュースをさばき、浮ついていない重みのあるニュースの読み方をしており、私は非常に感心していた。

個人的には、ABCニュースの政治部長だったマーク・ハルペリン(Mark E. Halperin)氏が2007年5月に同職を退いてからは、多少、Inside Americaも本来の趣旨である、アメリカの内側からの視点という部分が薄れ始め、松本方哉キャスターが番組を休んでいることもあって、ニュースJAPANの存在価値が揺るぎ始めたように感じるが、それでも、クリステルさんの安定感がニュースJAPANを支えていたように思う。

そんな中、7月末には、松本方哉キャスターの降板が発表され、9月25日には、滝川キャスターが降板。

これで、私の中でのニュースJAPANの存在意義が完全になくなってしまったのである。

後任も、私個人は全く知らない、印象もいわゆる典型的な女子アナで、いくら不景気とはいえ、あまりにも、「Inside America」というコーナーで鳴らしていたニュースJapanにとっては役不足の感が否めない。

しかも、松本キャスターに代わる存在感ある国際派のアンカーは置かないようであるから、まったくもってこの番組に見る価値はなくなってしまったというのが正直なところである。

今後は、逆に、テレビ東京のWBSを集中して見られる(チャンネルを付け替えて内容確認をしながら見なくてもよい)わけだが、日本のニュース番組から良質の番組が消えていくのは残念で仕方がない。

松本方哉氏やクリステルさんが築いたニュースJAPANのようなに、既存の番組とは差別化を図った報道番組が増えることを望んでやまない。

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