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10/11/2009

オバマ米大統領がノーベル平和賞受賞も、唯一の被爆国の国民は納得できないと8割が回答

オバマ大統領の受賞コメントです。

This morning, Michelle and I awoke to some surprising and humbling news. At 6 a.m., we received word that I'd been awarded the Nobel Peace Prize for 2009.

To be honest, I do not feel that I deserve to be in the company of so many of the transformative figures who've been honored by this prize -- men and women who've inspired me and inspired the entire world through their courageous pursuit of peace.

But I also know that throughout history the Nobel Peace Prize has not just been used to honor specific achievement; it's also been used as a means to give momentum to a set of causes.

That is why I've said that I will accept this award as a call to action, a call for all nations and all peoples to confront the common challenges of the 21st century. These challenges won't all be met during my presidency, or even my lifetime. But I know these challenges can be met so long as it's recognized that they will not be met by one person or one nation alone.

This award -- and the call to action that comes with it -- does not belong simply to me or my administration; it belongs to all people around the world who have fought for justice and for peace. And most of all, it belongs to you, the men and women of America, who have dared to hope and have worked so hard to make our world a little better.

So today we humbly recommit to the important work that we've begun together. I'm grateful that you've stood with me thus far, and I'm honored to continue our vital work in the years to come.

Thank you,

President Barack Obama

色々言ってますが、言葉のみで何の実行もしていない人間が、大統領として核兵器の削減ということを言っただけで、得られる賞ってとんでもなくチープな賞ですね。

そう感じている人も多いのではないでしょうか。

そして、これを喜んで受ける大統領も、話題性と人気取りしかできない政治家という馬脚を現した感じがします。

どことなく我が国にもいた、首相数名に似ている気がします。

ヤフーの意識調査では、オバマ大統領のノーベル平和賞受賞に80%が納得できないと答えています。

ライブドアの世論調査では、81.5%の人が納得できないと答えています。

インターネット調査は多少若い世代に偏った意見がでますが、ユーザー層がYahooとLivedoorで多少異なることを勘案しても、ほぼ同じ結果で、8割の日本人(唯一の核兵器による被爆国の国民)が納得できないと回答しているのは、かなり重大なことだと思います。

核兵器削減を提唱したことで受賞したわけですが、唯一の被爆国である日本人の8割がこの受賞に疑問を持っているというのは、何と皮肉なことでしょう。

また、佐藤栄作元首相が非核三原則の提唱などで受賞した平和賞ですが、日本ではその密約問題が浮上しています。

ノーベル平和賞に限って言えば、何の価値もない政治的玩具と言ってしまっても過言ではないでしょう。

まさに、「Rediculous(馬鹿げている)」という言葉がよく似合う受賞ニュースだったと思います。

アメリカでもこのニュースで喜んでいるのは、単純な思考をする人が割と多い、オバマ支持者と一部の理想主義者だけではないでしょうか。

私の数名の海外の友人たちも、このニュースを聞いて、ノーベル平和賞の程度の低さに呆れているようでした。

なお、イギリスメディアは早速、「一人のアメリカ人男性が何もせずにノーベル平和賞を受賞した」との題名で、辛辣な批判をしています。

あと、アメリカが衆愚政治に陥っているのがよくわかる情報も追加しておきます。

アメリカの政治専門メディアサイトによれば、オバマ大統領の受賞に懐疑的な共和党党員に対し、オバマ支持の民主党全国大会の幹部が、「オバマ大統領の受賞を批判するのはテロリストと同じだ」という暴論を述べたそうです。 

オバマ民主党政権からすると、今回の受賞に納得できないと答えた8割の日本人はテロリスト扱いなんですね。

アメリカも恐ろしい国家になったものです。異なる意見への寛容を訴えた米国民主党はどこ得いってしまったんでしょう。

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Comments

テロリスト上等!!
と叫びたくなっちゃいました。
アフガン情勢を悪化させて無辜の民間人の犠牲を増やしたオバマ政権の「実績」をまったく評価できない私も、今日からテロリストを名乗ろうと思います。(笑)
能天気なオバマ氏への祝辞としては、カストロ議長の皮肉たっぷりなコメント「今回の決定は、米国の大統領への賞というよりも、かの国の少なからぬ大統領が続けてきた大量虐殺政策への批判だと受け止めたい」が、妥当な線でしょうか。

記事違いですが、一昨日は、私の舌足らずなコメントを補足してくださる丁寧なお返事、ありがとうございました。
アメリカの大学での授業のお話、とても羨ましく思います。
たしかに、日本の教育は一方的に答えを与えるばかりで、ひとつの解なり論なりを導くための基礎的な思考の方法を教えない教育ですよね。
我が身を振り返っても、とうとうそういうことを学ばずに今日まできてしまいました。本当に恥ずかしいことです……。

言語自体の特質とか、宗教・文化の背景も関係するのでしょうが、物事を実証的に批判的に読み解く訓練というのは、もしかしたら初等の国語教育あたりから始めないといけないんじゃないか、という気がしています。
例えば、今回のノーベル平和賞受賞とか9条問題についてディベートするなんてことは、小学生のうちからでも十分可能だと思うのです。
でも、大人の言葉を習得し始める頃から、言語操作能力を要求する思考作業の習慣を持たされていないと、民主政治のあり方を検証する態度というものも、まともには身につかないんじゃないのか……って単にこれ、リテラシーの未熟な大人になってしまった自分の実感というか恨みだったりします。(笑)
(まあそのほうが都合がよい人たちが政官財の世界にはたくさんいますから、彼らにとっては現状の教育体制こそ申し分ないものと言えるのでしょうけど)

またまた話がとりとめなくなってしまいました。深謝です!!

Posted by: ginger | 10/12/2009 at 02:16 PM

>gingerさん
いつもコメント有難うございます。

おっしゃるとおりで、ディベートなどを教育課程で実践していくことは批判的能力や自分自身で思考する力を身につけることになると同時に、争点に対する知識を事前の調査などで深めますから、教育効果の高い教育手法だと思います。

アメリカではこうした教育が少なくとも高校生段階ではかなり取り入れられています。そして、それが大学入試におけるエッセイテストにつながっていくわけです。

日本の場合、大学入試テストがマーク式の試験で、暗記的知識を重視せざるを得ないという現状ですので、おそらく、現状の入試制度のままでこの手のディベートなどを教育現場に導入しても、教員だけでなく学生にとっても負担になるに違いありません。

私の記憶が確かならば、昨年ノーベル物理学賞を受賞した益川敏英京大名誉教授は、日本の教育レベルを下げている要因として、大学入試におけるマークシート試験を上げ、思考力を低下させるという趣旨の批判をしていたと思います。

最近は益川教授の話などが出てきませんが、こうした方にも、積極的な国内の教育改革に参加していただき、どういう教育制度が若い将来のある人々の育成に最適なのかを議論してほしいですね。

益川教授は、マスメディアにも批判的ですし、かつ、その発言もある種のチャーミングさと鋭さがあり、多くの人から支持されるのではないでしょうか。

鳩山政権もそういった人々の意見も取り入れて、国家戦略を立ててほしいと思います。

Posted by: ESQ | 10/16/2009 at 07:07 PM

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