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08/05/2009

一人の我がままが他者の生命・身体を脅かす瞬間

最近、ブログが更新できていなくて、すみません。

先週末は、旅行に行っており、昨日帰ってきたんですが、今日は朝から、日頃全く縁のない力作業に従事したせいで、既に筋肉疲労が・・・。重いものを持ったせいか手のひらが火照って、熱いんですよね。

さて、ツイッターでもつぶやいたんですが、飛行機に乗って驚くべき光景を見ました。夏休み時期というのもあるのでしょうか。この時期の乗客はマナーが著しく悪い人目立ちます。

私は、かなり頻繁に飛行機を利用するのですが、このような悪質なケースに遭遇したのは未だかつてありませんでした。なので、それだけ衝撃的でした。

まず、持ち物検査のゲートで30歳後半から40歳前半の母親らしき女性がハサミ(たぶん化粧用か何か)を取り上げられそうになっていたんです。刃物は基本的に預けるというのが9・11テロ以降、極めて常識的ルールだと思うんですが、それができていないんですね。

良い歳の女性で、母親ですよ。こういう大人の非常識、ルール違反を子供が見ていると思うと恥ずかしくなります。

普通、航空係員から「ゲートから先に持ち込めません」と言われれば、常識的な人間は、「すいません。処分してください。」とか、「預けます。」とか言うはずです。

にもかかわらず、その母親は、ダダをこね出しました。

なんて言い張っていたかというと、「来る時は持ち込めました。」と執拗に係員に食い下がっているんです。

来る時は持ち込めたかどうかは何の基準でもないし、正当化理由ではありません。むしろ、たまたま来る際の空港係員が見落としていたのであって、テロを誘発しかねないミスといっても過言ではありません。

それを、後ろが列になっているにも関わらず、ごねているわけです。社会常識の欠如も甚だしい。

私は幸い、この非常識な方の1つ前にゲートを通りぬけたので、迷惑行為の被害には逢わなかったのですが、どうも見過ごせない非常識な行為で、関係はないのですが腹正しさを感じました。

この事例からもわかるんですが、日本人は、危機感がないんですね。航空係員も生易しすぎます。

もしかすると、読者の中には、化粧用のハサミぐらい良いじゃないと安易に考えたり、ゴネても良いと母親に同調する方も万が一いるかもしれません。

しかし、私の常識では、やはり、こういう危険物の持ち込みに対する甘さは許せないんです。

私は9・11テロがあった際に、アメリカにいたんですが、テロの3ヶ月後だったでしょうか、ワシントンDCからニューヨークを飛行機で往復しました。

DCのナショナル・レーガン空港を行きに利用した際は、全く問題なくゲートをすり抜けたのですが、復路で事件は起こったんです。

ニューヨーク市内に一番近い、ラガーディア空港でした。

手持ちバックの奥に、メガネのネジを締める小さなドライバー(全体で5センチもあるかないか)が入っていたらしいのです。

私もその存在に全然気づいておらず、セキュリティーゲートで突然止められ、屈強な白人の係員が、「I need to open your bag here(ここでバックを開けさせてください)」と言われ、指示に従いました。

開けている最中に、危険物の持ち込みがないか尋ねられ、「持っていない」と答えると、そのドライバーが出てきたわけです。

係員は、「What is this? You cannot bring it.(これは何ですか?これは持ち込めません。)」と言うので、眼鏡用のドライバーで入っているのに気がつかなかった旨を説明すると、係員は、すかさず、「You must put this into your luggage you give to your airline or you must give up your right of this property.(航空会社に預けた荷物に入れ直すか、この物の所有権を放棄しなさい。)」と言ってきました。

すると、突然、私の後方にいた、白人と黒人の二人の空港警備にあたっている兵士が大きなマシンガンを携え、私と係員の方に向かってきて、「What's going on? (何が起こっているのですか?)」と言うわけです。

そのマシンガンの威圧感はもちろん、プロですので、私が突然暴れ出して、逃げ出したりしないよう、行動範囲を制限できる立ち位置にたっているので、恐怖感すら覚えました。

もちろん、私はゴネもせずに、戻っている時間はなかったので、その場で所有権を放棄して、処分してもらったのですが、そのときの航空セキュリティーに対する意識の強さとある種の安心感は忘れられません。

つまり、確かに、マシンガンを持って近づいてくるわけですから、威圧感もあるのですが、これだけ熱心にセキュリティーを確保しようという姿勢も同時に感じることができ、テロ後ということもあって、飛行機に乗るうえで、テロに対する怖さはなくなりました。

テロ以前のアメリカのセキュリティーは現在の日本よりもちょっと緩い感じだったのですが、テロ以後は様変わりしました。日本のセキュリティーもテロ後は厳しくなったのですが、それでも、まだまだ生易しいです。

現在でも、アメリカの主要空港には兵士によるセキュリティーを実施いている場所もありますし、係員の態度も日本に比べ厳しく、乗客に要求します。

日本の係員は丁寧ですし、優しいですから、それに付け込んだ非常識な客が理不尽な要求をして、ゴネるわけですね。仮に、この女性がアメリカの空港係員の対応を前にして、同じ行動をとっていたかは疑問です。

その後、その母親と係員がどういう結論に至ったかはわかりません。ただ、係員の方は他の係員と協議た上で、それでも持ち込みが認められない旨を丁寧に説明していたところは見ました。

仮に、万が一、航空係員が見落としていたり、空港係員が折れて持ち込みを黙認していたとすれば、それは他の乗客の生命、身体に対する甚大な脅威になるでしょう。

この乗客の女性にとっては、数百円から数千円程度の価値のあるお気に入りのハサミを失う程度ですが、これが何らかの形で、ハイジャックや航空機テロに利用される可能性は依然残るわけですから、他の乗客の生命と身体の安全という具体的保護利益に比して、どちらが優先されるべきかは明白です。

こういう非常識な人間にだけはなりたくないものです。

皆さんも、もし母親と同じ行動をするかもと思った方が万が一いらっしゃったら、比較考量をして常識的な判断をしてほしいと思います。

また、私個人は、空港係員は乗客を怒らせてもよいので、もっと厳格な態度で臨むべきだし、常識的なルールを守れない乗客には厳格な態度で搭乗拒否をすべきだと思います。

私は、優しい姿勢が、乗客をつけあがらせるだけでなく、テロという大事件につながるという危機感が空港係員およびその教育姿勢にも必要だと強く思うわけです。

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