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07/25/2009

日食に対するのび太の鋭い疑問

私が小さい頃は、毎週金曜日をとても楽しみにしていたものです。

というのも、金曜日の19時から放送される、ドラえもんを毎週楽しみにしていたためです。

なぜ、今日ドラえもんの話をするかというと、以下のような記事を読んで懐かしく思ったためです。

皆既日食でのび太の名ゼリフを思い出す人続出
 7月22日、日本で46年ぶりの皆既日食が観測され大きな話題を集めたが、今回の日食を機にネット界やブ..........≪続きを読む≫

皆既日食でのび太の名ゼリフを思い出す人続出
2009/7/23 15:22

 7月22日、日本で46年ぶりの皆既日食が観測され大きな話題を集めたが、今回の日食を機にネット界やブログ上では、日食に関するのび太の名セリフを思い出す人が相次いでいる。

 これは『ドラえもん』のてんとう虫コミックス30巻に収録されている「実物ミニチュア大百科」という回のエピソード。のび太が日食についてパパに尋ねるのだが、その際のび太は

「朝食は朝ごはん。昼食は昼ごはん。夕食は夜ごはん。じゃあ日食っていうのは1日中食べてるの?」

 と発言。あきれ果てたパパが図で説明するも、一向に「日食」というものを理解できないのび太にパパは怒り出し、ドラえもんの道具「実物ミニチュア大百科」の力を借りて、ようやく日食の仕組みを理解するというものだ。

 これについてネット上では「オレもこれで日食の仕組みを覚えた」「のび太の発想にはハッとさせられる」「パパはすぐキレすぎだろ」など様々な意見が出ている。

 ちなみにのび太は、コミックス28巻では「チダイラ線(=地平線)はどこを走ってる電車?」とママに尋ね、やはり両親をあきれさせている。

http://netallica.yahoo.co.jp/news/86632

このエピソード、私も覚えていました。

ただ、この上記記事の説明は多少不適切なんです。

というのも、これだけ読むと、「のび太ってよっぽどの馬鹿なんだ」としか思わないのですが、この後の日食に対するのび太君の発想はかなり鋭いのです。

のび太のパパ:「日食はね、昼間なのに太陽がかけていって暗くなる現象のこと。」

のび太:「ああ、それならしってる。ふしぎだなあ。かけた太陽のかけらはどこへいくんだろう。」

パパ:(紙に太陽と月と地球が一直線に並ぶ図を描きながら)「地球と太陽の間に月が入ってかげになる。これが日食なの!!」

のび太:「ふしぎだなあ・・・。」「月は太陽よりずーっと小さいんでしょ。」

(大きな太陽の真ん中に黒い点を書いて)「日食はこうなるはずだよ。」

パパ:(怒り出して)「わからないことがあったら、百科事典を調べなさい。」

というのが、流れです。

のび太君のパパは、皆既日食の現象を知ったかぶっているだけで、その本質を説明できないので、のび太君の鋭い質問に怒り出してしまったわけです。

日食という現象は、太陽と月と地球の距離が絶妙なバランスによって作り出されるものであり、のび太君の質問にあるように、普通であればこのような現象は起きえないのです。

しかし、遠近法による3つの星の絶妙な距離のバランスにより見えるもので宇宙広しといってもこういう現象がうまく現れるのは稀だそうです。

ちなみに、約5億年後には、月が太陽に近づきすぎて、地球上から日食の現象は見ることができず、のび太君の書いた図のようになって、月が太陽を隠しきれなくなるそうです。

いずれにしても、のび太君のパパにでさえ、「のび太君は馬鹿だ」という強い思い込みがあったために、この鋭い質問を見逃したのかもしれません。

人に何かを教えるとき、知っている方は、「なぜわからないのだ」という観点から見てしまうため、理解できずに悩んでいる人が「なぜ理解できないのか」わからないということが多々あります。

もしかすると、その悩んでいる人が抱えているのは、「鋭い悩み」なのかもしれませんが、多くの場合、「そういうものだと理解しなさい。」とか、「そう理解するのが常識でしょ」とついつい思ってしまうものです。

先日の日食の話題は、思わぬところで、のび太君のエピソードを思い出させてくれたと同時に、鋭い悩みを見逃してしまう固定観念、常識の怖さも再度教えられた気がしました。

やっぱり、藤子・F・不二雄先生の「ドラえもん」って奥が深いですよね。

ところで、確か数ヶ月前に、ドラえもんの声の大山のぶ代さんが「徹子の部屋」に出演されていたようで、その時の話として、大山さんが脳梗塞で、記憶障害だったという話があったそうです。

今では、元気に回復されたようで、ドラえもんの強さが大山さんにはあるような気になりました。残念ながら、私が見ていた時代のドラえもんの声優陣はテレビ局の意向で後退させられてしまい、今は聞くことができませんが、大山さんには今後も、ドラえもんの声を元気に披露してほしいです。

現在放送されている声優変更後のドラえもんは一度見て、激しい違和感を感じたため、それ以後見たこともないですし、年も年なので、最近ドラえもんを見ることはないですが、なんとなーく懐かしい気分で、昔の映画なんかを見てみたいなと思うことはあります。

Youtubeで歌だけ発見したのですが、非常に懐かしいなと思いました。この2つの曲には聞き覚えがあるのですが、大杉久美子さんと山野さとみさんという別の方が歌っていたんですね。同じだと思い込んでいました。

違和感なく歌手が変わっており、子供のイメージが変わらなかったのはさすが当時の製作者たちだと思いました。

このゲーム懐かしいですね。ドラえもんの声と言えばやっぱりこの声優陣の声です。

ドラえもんって、奥深いアニメだと思います。以下の作品が、ドラえもんの映画の中でも私が特にお勧めしたい作品です。子供に対する教育にはもってこいだと思います。

まず、「のび太の日本誕生」。この作品からは、友情の大切さ、ペットに対する愛情などを感じ取れるのではないでしょうか。

次に、「のび太と雲の王国」。1992年頃公開された映画だと記憶していますが、この時期から、藤子先生が環境問題に警鐘を鳴らしていたことがわかります。環境と生態系への影響を子供が学ぶのにとても良い作品です。

最後は、「のび太とアニマルプラネット」。これも、のび太とチッポという犬の少年との交流を通じて、人間の環境破壊が、いかに自分たちの首を絞めることになるのかを教えてくれるとても良い作品です。

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大山のぶ代が衝撃告白“記憶障害だった”
2009.4.30 06:03

 昨年4月に脳梗塞(こうそく)で入院した女優で声優の大山のぶ代(72)が記憶障害と言語障害に陥っていたことが29日、分かった。30日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」(月~金曜後1・20)で約1年ぶりに仕事復帰し、初告白した。「病院にいた2カ月間の記憶が全然ないんです」と闘病時を振り返った大山は、夫でタレントの砂川啓介(72)の献身に支えられ、全快をアピールした。

 収録のため、46年連れ添う夫と一緒に都内のスタジオに登場した大山は、昨年4月に脳梗塞を発見した経緯から告白。2001年に直腸がんを患い、誰よりも健康に気をつかってきたが、思わぬところに病が迫っていた。

 「朝、起きたらどうも声が自分らしくないな、と思っているうちに、これは何かの病気だろうと…」とさすがドラえもんの声優を務めた大山だけに声の異変を察知し、砂川に報告。ひとまず校長を務める都内の音響芸術専門学校に出勤したものの、途中で気分が悪くなり、東京・信濃町の慶大病院へタクシーで急行したという。

 検査の結果、軽度の脳梗塞と診断。幸い、早期発見で手術はせず、安静を保ちながら投薬治療を続け、6月にはリハビリ病院へ転院。8月に退院後は自宅でリハビリを行ってきた。身体のまひは一切なく、順調な回復にも見えたが、大山は苦悩の日々を衝撃告白。

 「慶大病院にいた2カ月間の記憶が全然ないんです。それに、会話はできるけれど、しゃべろうと思っている言葉が見つからなかったり…。(オートロックの)数字キーも(その行為の意味が思い出せず)押せなかった」と当時を振り返った。しばらくは化粧すら自分でできなかったという。

 発病から11カ月間、仕事を休んで献身的に妻を支えた砂川も「最初は足し算しようと思っても、全部かけ算になっていたもんね」としみじみ。「でも、回復がこんなに早い人はいないとお医者様もびっくりしています」と約1年で全快した妻に笑顔を見せていた。

 52年来の親友である司会の黒柳徹子(75)は「大山さんはだんな様にすごく尽くしてきたんだけど、病気の時に彼女がやってきたことがだんな様に通じるのね」と芸能界きってのおしどり夫婦に感嘆。

 番組のラストに思わず感涙した大山は、「9月に講演の仕事も入ってるし、体に負担のかからない程度にやりたい」と仕事復帰に意欲十分。リハビリ効果で「体重も9キロ痩せました」とスリムになった“健康体”をアピールしていた。

http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/090430/tnr0904300604000-n2.htm

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Comments

なるほどな~~~、と感心しながら読みました。
固定観念つうのは恐ろしいもんですね。
自分なんかは比較的、常識や普通を疑う癖がついてると思っていますが、とはいえ、まだまだ多くの常識にとらわれて生きておるんでしょうなあ。。。。

そいやあ、昔うちの弟が、鳴く虫はどれ?ってな小学1年の理科の問題で、 「トンボ」と回答して、 それこそ馬鹿扱いされてたなあ。。。

正解は、「コオロギ」だったんですが、良く考えたら、コオロギは鳴いてはいないですわね。音は出してるけど。 弟いわく、トンボは口から「ギーギー」音を出しとる、と。
弟の方が正解ですわな。

そんなことを思い出しました。

Posted by: アキ | 07/25/2009 at 01:09 AM

アキさん

はじめまして。
コメントありがとうございます。
確かに、弟さんの指摘鋭いですね。
子供は率直なものの見方をするので、常識にとらわれない解答をするんですよね。

こういう見方って、どこの世界でも重要だと最近感じます。
法律でも、判例や通説が固まっていて、無理筋の主張ってあるんですが、それでもそういう主張を組み立てないといけない場合があります。

そういう場面で、無理筋を無理筋のまま主張するのではなく、見方を少し変えて鋭い主張を構成してくる弁護士なんかが優秀な弁護士ということになるのだと思います。

また、業界の常識ってのも厄介ですね。

多くの政治家はこれで失敗するんじゃないでしょうか。民意を吸いとれなかったり、官僚に良いように使われてしまうのも、政界の常識と民意の常識がずれており、自分たちの常識を疑って何とかできないか考える能力が欠如してしまっているのかもしれません。

いずれにしても、のび太君や貴殿の弟さんの発言は、何気ない一言ですが、物事の本質を鋭く突く発言でそういう想像力の豊かさは大事にしたいものですね。

藤子・F・不二雄先生が描くキャラクターには、そういう奥深さがあるような気がしてなりません。

たとえば、ジャンアンが唱える理不尽なジャイアニズム(「お前の物は俺のもの、俺の物は俺の物」とか「むしゃくしゃしているからちょっと殴らせろ」とか)も、社会の風刺として読めば、図書館などの公共物に対する落書きや破損の問題、通り魔的犯罪の問題に通じるものがあり、そういう理不尽な状況が社会にあることを子供が理解していく上で、非常に分かりやすいように思うわけです。

話をのび太君の日食に話題に戻しますと、日本はいわゆる「正解」があり、その解答だけを重視しする傾向が強いですが、海外では、「Why」を重視します。独創性や創造力、さらには論理力を鍛えるうえで、これは非常に重要です。

そういう力を伸ばす上でも、どうしてそう考えたのかをまず聞くべきで、のび太君のパパのような対応はしてはいけませんね。

Posted by: ESQ | 07/25/2009 at 01:59 AM

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