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07/18/2009

東国原知事 不出馬表明

東国原知事が出馬を断念したという報道が一昨日なされたが、自民党の混乱ぶりと都議選の敗戦でニュースとしての取り扱いもかなり小さくなっていた。

それにしても、我が国のマスメディアというのは、熱しやすく冷めやすい。よくメディアが日本人の国民性をこの言葉で表現しようとするが、それは国民ではなく、国民を扇動しようとしているマスメディアの特性に過ぎないのかもしれない。

まともな有権者は、熱しやすく冷めやすいのではなく、しっかりとマスメディアに踊らされない耐性を身につけつつあると期待したいところである。

聞いた話ではあるが、北野武(ビートたけし)氏の兄、北野大博士(工学博士号を持っている方なので、一応敬称として・・・)が、一昨日のテレビで、自民党について、「わけのわからないタレントを持ってきて人気を取るようなことをするな」と言っていたという。

さらに、北野大博士は、東国原知事について、「弟のジョークを本気にするなんて」とも話していたらしく、国政への転出、自民党の総裁候補というのは、そもそも北野武氏が東国原知事に対して、自民党からの誘いなどを受けたときに断るジョークとして、言ったことであり、何を間違ったのか、東国原知事はそれを真面目に受け取ったのかもしれない。

いずれにしても、日本テレビの「バンキシャ」に出演した際に、河上和雄弁護士のまともな忠告に対し、聞く耳を持っていれば、このように日本全国に恥をさらす結果にはならなかったのであろう。

「驕れるもの久しからず、ただ春の夜の夢の如し」という平家物語の一節を思わず思い出してしまった。

調子に乗って、国政に転出しない場合は、残りの任期について「フラフラと過ごす」などの暴言を吐いてしまい、馬脚を現してしまったタレント知事。

私が一番問題だと思うのは、彼の弁明ないし釈明が最後まで自分の保身、イメージを守ろうとしたものであり、今回の有権者の厳しい批判を他人のせいにしようとする姿勢である。

今まで散々メディアでいう人気を盾に好き放題発言しておきながら、風向きが悪くなるとメディアが意図を伝えないなど他人のせいにする。このような姿勢は既存の無駄な政治家と同じ反応ではなかろうか。

批判を受けたピンチの時こそ、ある意味チャンスであって、自分の不甲斐なさ、展望の甘さを真摯に反省している姿を見せれば、有権者の信頼も回復し得たかもしれない。

しかし、このような責任転嫁の姿勢では、有権者だけでなく既存の支持者から批判が出るのも当然である。

宮崎県の有権者はいかに観光のPRになったと言っても、今回の騒動で、あのような知事を選んだ宮崎県民の県民性の低さを露呈したという厳しい見方もあるように思う。

いずれにしても、「宮崎のため」にならなかったことは明らかであり、地方分権についても、多くの有権者が、これによりどう自分の生活が変わるのか具体的にイメージできていないだろうし、そもそも東国原知事が訴える地方分権の在り方すら具体像が伝わって来なかったのが現状で、ただ世間を騒がせたことだけが実績だったというのが評価として正しいと思う。

既に、多くの人は、ワンフレーズ選挙に飽き飽きしているのであって、そういう民意を吸い取れない無能な政治家にも飽き飽きしている。

有権者は、選挙のたびに、選んだ代表者がその選挙区の顔として行動するにふさわしい人物なのか、民意を吸い取れるまともな資質をもっているのか、常に問いながら投票行動に出る必要があるだろう。

リンク: 東国原知事 不出馬表明.

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東国原知事 宮崎のためを強調 開き直りも 出馬断念会見
7月16日23時5分配信 毎日新聞

 自民党からの衆院選出馬断念を正式に決めた宮崎県の東国原英夫知事は16日、県庁で約35分間にわたって会見した。おわびや釈明の言葉を並べ、今回の行動が宮崎のためだったと強調したが、開き直りや強弁とも取れる言葉もあり、国政転身を巡って揺れ続けた知事の心理をうかがわせた。自信満々の出馬条件の提示から3週間余り。自民党内や世論の思わぬ反発を招いた「そのまんま劇場」は、多くの県民に後味の悪さを残して終幕を迎えた。

 「県民にご迷惑をおかけしたことを心からおわび申し上げたい」。16日午後4時から開かれた緊急会見で、東国原知事は冒頭の約9分間を説明に費やした。「地方分権を実行しなければいけないという信念に基づく行動だった」と、県民に理解を求めた。しかし一方では「これまで掛け声倒れに終わっていた地方分権が、三歩も四歩も進んだ」と、“成果”を強調することも忘れなかった。

 開き直りとも取れる発言に、記者が「県民には不信感が生まれている」と指摘したが「宮崎の存在価値、立ち位置をきちんとするために行動した」と反論。「なかなか発言の真意を伝えてくれない」などと、マスコミへの恨み節も飛び出した。

 知事の国政転身騒動は6月23日、自民党の古賀誠・選対委員長の出馬要請で始まった。自民の選挙対策を取り仕切る責任者自らの出馬要請に、知事の発言は日増しに自信にあふれるようになったが、静岡県知事選と東京都議選の相次ぐ敗北を受け、東国原劇場の「株価」は暴落した。

 自民党本部では、この日も「反麻生グループ」と党執行部との間で、両院議員総会を巡る綱引きが続いた。今回の擁立劇のもう1人の主役、古賀委員長は記者団に「国政への出馬環境が整わないのであれば、引き分けにしましょう」と完全に白旗を揚げた。

 国政転身騒動は昨年秋に続いて今回が2回目。自信満々だったことも災いして、知事の県政への熱意を疑う有権者も増えている。日南市の公務員男性(41)は「地方分権にかこつけて国政に移ろうなんて、真意に関係なく不見識。県民はもう知事のことを信用しない」。宮崎市の男性会社員(59)は「ビートたけしさんに諭されて態度を変えるなど、政治家としての弱さを露呈した」と語り、知事が残された1年半の任期を「ふらーっと過ごす」ことは到底できなさそうだ。【石田宗久、高橋克哉、種市房子】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090716-00000034-maip-pol

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