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07/12/2009

東京都議会選挙の開票開始

午後20時をもって、東京都都議会選挙の投票所が閉鎖されました。

東京都都議会選挙がこれほどまでに注目されたのはかつてあったかと思うとあまり記憶にはありません。

選挙が近くなると、通勤の駅などで普段は見かけない人が一生懸命聞いていない通勤客に訴えている姿は東京のあらゆるところで見かけるくらいの注目しかいつもはないのですが、今回は多くの都民だけでなく全国の有権者がいつもとは違う関心をもって都議選の行方を見ているでしょう。

このブログでも政治関連の話題を扱うことがあってか、都議選中は様々なコメントが寄せられました。しかし、選挙中であるため、都議会選挙として、直接特定の候補者や政党を応援または批判する書き込みについては、公職選挙法142条1項4号との関係で、承認しない方針としてきました。

そのため、読者の方においては、自分のコメントが反映されない方もいらしたと思いますが、御理解のほどよろしくお願いします。なお、それとは別に誹謗中傷や公序に反する書き込みは常に承認しない方針です。

投票所が閉鎖されたので、これでオープンに選挙の話題を論じることができます。

今回の都議選ですが、期日前投票の投票率が1.8倍(読売新聞調べ)、そして、午後18時現在の投票率が約5%前回よりも高い(読売新聞調べ)ということなので、やはり注目の高さはある程度あったのではないでしょうか。

ただ、最終的に50%をぎりぎり上回るという状況のようなので、約半分の民意しか現れていないというのは残念なことです。無理なのかもしれませんが70%近くの投票率がやはり、理想です。70%などに至らない原因は明らかで、選挙権があるという価値について、国民一人一人の認識が低いのでしょう。

先進国に行けばいくほど、投票権があることが当たり前となってしまい、投票率が下がる傾向があるのも事実です。

前回ブログ記事でも触れましたが、今後、外国人への地方参政権付与という問題が議論されるようですから、この問題も含め、投票権が付与されるという価値がどれだけ重要なものなのかを教育を通じて考える場を設けたりする等、日本人が民主主義の本質的価値の重要性を考える機会が増えなければ、いかに政権交代などが叫ばれ、行われたとしても、本当の意味での成熟した政治の実現は不可能だと思います。

さて、都議選の行方ですが、事前の報道を見る限りは、民主党が優勢ということです。

しかし、私も昔、世論調査に関わったことがありますが、なかなかずさんなもので、世論調査の出口調査も調査員が広くサンプリングするために、新聞社から指示された年齢層や性別などを見た眼で(独断と偏見で)判別して行うものです。

また、回答してくれる人もある程度協力的な人、すなわち、自分の投票行動を教えても良いと思っている選挙に熱心な人が多いわけです。

そして、出口調査以外の世論調査においては、サンプリングした人が必ずしも同じ投票行動をとるとは限りません。選挙にいかない場合も多くかなりの不確定要素があるわけです。

今回事前に民主優位という報道が、有権者にどれだけの影響を与えたか、たとえば、優位ならわざわざ投票に行かなくてもよいなどの消極的効果を与えたか、逆にみんな民主党なら私も民主党に入れておこうという勝ち馬に乗るという効果を与えたか、この辺は予測が難しいです。

ただ、投票率の動きを見る限りは、後者の効果が出ているような気もします。

私の予測でも、民主党が第1党で過半数を取れるのではないかと思っていますが、これにより、麻生おろしが実現することはないと思っています。

というのも、麻生首相は、イギリスのブラウン首相の動きを念頭にしている感じがします。

ブラウン首相も、つい1か月前に、労働党が統一地方選および欧州議会選で惨敗したのですが、内閣改造を行い、党内のブラウンおろしをけん制して、首相の座に居座り続けています。

ブラウン首相は、キャラクターがない、リーダーシップがないともっぱら首相個人の能力の欠如を理由に批判する声が上がっていますが、内閣改造をてこにして、労働党内の批判勢力を抑えようとしましたが、入閣要請に対して拒否を受けるなど難航し、現在でもブラウンおろしは下火ではありますが着々と不満が鬱積している状況です。

麻生首相も都議選前に、東国原知事などの話題性をもって、内閣改造をしようとしましたが、結局断念に追い込まれました。つまり、党内けん制として失敗したわけです。

こう考えると、都議選で自民・公明が負ければ、麻生おろしになりそうという考えは確かに説得力があります。

しかし、イギリス労働党の政治状況は、日本の自民党の政治状況とは異なります。イギリスの場合は、有力な対抗勢力として、ミリバンド外相などがポスト・ブラウンとしています。

また、有権者は、与党の腐敗に飽き飽きしつつも、ブラウンがダメで、労働党にはまだ政権を続けてほしいという声も強くあります。

他方、日本の場合は、自民党にポスト・麻生がいません。また、有権者も、「今の自民党はもうダメ」という意識が強いと思います。

したがって、イギリスのような、首相おろしをしている余力が今の自民党にはないと考えるのが妥当なような気がしています。

もしかすると、都議選の結果に関わらず、9月の任期満了まで麻生内閣が続くかもしれません。

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Comments

都議選は自民、公明党の間抜けな政治に怒りを感じ変わらないとは思いますが民主党に投票、これでダメなら気は進まないけど共産党ですか、ハ~ッ、政治家は頭の良い人がいないんですかね。

Posted by: 日本人 | 07/15/2009 at 09:03 AM

日本人さん

はじめまして。コメント有難うございます。

個人的には、共産党に投票しても万年野党な主張しかしていませんから、批判票という意味しかないと思ってはいますが、それはさておき、政党の所属も大事ですが、小選挙区は、右往左往しない候補者を選ぶという意識も他方で重要な気がします。

確かに、自民公明VS民主という政党政治の構造がありますし、それぞれの政党による政策というのはわかりやすいですが、どうも我が国の政治家、政党は、選挙のための政策しか示さないし、公約を軽視する傾向があります。

自民党だってバラバラで自分たちの当落にしか興味のない衆議院議員が多いことが、日々刻々と明らかになっていますし、民主党も同じような状況に陥れば、同じようにアタフタするでしょう。

国会議員は政党所属である前に小選挙区においては、候補者個人の資質が問われます。

自民も民主も社民も公明も、有名人をリクルートして人気に頼ろうとすることはしてきました。

重要なのはこういうのに乗らずに、候補者自身の資質を判断する有権者の能力でしょう。

したがって、小選挙区においては、政党の所属がどこかも大事ですが、民意を吸収する努力をしている候補者かどうか等、個人の人格を判断する意気込みが大切な気がします。

親の地盤で何度も当選し胡坐をかいているような候補者、名前だけ連呼してどういう信念をもってどういう法案を作っていくかを有権者に語らない候補者などを厳しく評価して、投票をするしかないですね。

Posted by: ESQ | 07/16/2009 at 10:31 PM

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