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06/02/2009

スーザン・ボイル(Susan Boyle)さんに関連して

追記[2009年6月3日]:テレグラフ紙の電子版は、医師の話として、ボイルさんの入院が数週間に及ぶ可能性を示唆していると報じている。

これは、入院先の医師が一般論として答えたものだが、メンタルヘルス法に基づいて入院がなされた場合、精神的なダメージを与える危機的段階にあるとの判断によるものなので、数週間を治療に要するのが一般的であるとしている。

記事によれば、ボイルさんを巡っては、改めてアメリカのオバマ大統領が7月4日に行われる独立記念日のホワイトハウスの記念式典に招待した報じており、様々な予定が既に決まっているようである。

私は、ボイルさんはしっかり必要な治療を受けて、数週間なり休むべきだと思うし、あまり周りが色々過密なスケジュールを先走って入れるべきではないと思う。すでに、話題性という域を超えて、多くのファンがいるだろうし、焦るべきではないだろう。

また、私が一番危惧しているのは、ブラウン首相もそうだし、オバマ大統領もそうだが、本当に、彼女のことを想って談話を発表したり、招待状を送っているのかということである。

支持率が急激に落ち込んでいる英国首相が、人気取りのためにやったり、GMや北朝鮮など経済問題も外交問題も打開策が打ち出せず、支持率に陰りが見え始めた大統領が一時的に若者の関心をそらすなどのパフォーマンスのために、こうした行為をしているとすれば、非常にレベルの低い話である。

少なくとも、メンタルヘルス法により、入院しているのだから、政治家が便乗する姿にはどうしても違和感を感じざるを得ない。

日本の政治家にもパフォーマンスが好きな中身のない政治家が多いが、私が以前から指摘するように、小泉流パフォーマンスが好きなアメリカ大統領もついに馬脚を見せはじめたのかもしれない。

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昨日の報道により、ボイルさんの容態が心配な人も多いかもしれません。

ガーディアン紙の電子版は、ボイルさんの弟の話として、入院先のボイルさんは回復基調にあることを伝えています。入院先のボイルさんは、今どういう気持ちなのか、今後どうしたいのかなどを医師などに話すなどして、カウンセリングの治療を受けているようです。

ボイルさんの弟によれば、ボイルさんはだいぶ気持ちが落ち着いており、いつもの彼女の姿を取り戻しつつあるようですが、もう少し療養が必要とのことです。

今回の事態や精神科医の批判を受けて、Britain's Got Talentの番組製作会社は、出場者の精神的なケアやタブロイドメディア等からの保護など内部規範の見直しに取り掛かることを既に発表したようです。

とりわけ、決勝戦では100人以上の海外メディア関係者等がボイルさんの優勝の瞬間をとらえようと集まっていたこともあり、加熱した報道がボイルさんに精神的な重圧を与えていたようです。

また、ボイルさんはすでにチェコ王立交響楽団とのアルバムづくりや、6月11日の党が良番組の国内ツアーなどへの出演予定が決まっているとの報道もあるようですが、今のところ、数日の入院で療養し、今後どういう活動をしていきたいか決めることになると記事は伝えています。

回復基調にあるようで、本当に良かったと思います。

ところで、ボイルさんを知って、ミュージカルの曲などの興味を持った方も多いのではないでしょうか。今回ボイルさんが出場した際に歌った歌は、2つのミュージカルの曲です。

1つは、アンドリュー・ロイド・ウェバーのミュージカル「Cats」より、「Memory」。

もう1つは、キャメロン・マッキントッシュがプロデュースした「Les Miserables」より、「I Dreamed a Dream」。

これらの曲を最も上手く歌い上げているプロのCDを聞きたい人も多いでしょう。

私の完全な独断と偏見ですが、以下、私が今まで聞いたCDの中で最も上手く歌い上げているものを紹介します。

まず、Les Miserablesです。ロンドンやブロードウェイなどのオリジナルCDも出ていますが、私はこのCDが一番、Les Miserablesのそれぞれの歌の良さを引き出して歌われていると思っています。

これは、10周年の記念コンサートのときに録音されたものです。ジャン・バルジャン役はコルム・ウィルキンソンというベテランミュージカル俳優で、初回の上演の際にジャン・バルジャン役をやりました。

また、マイケル・ボールというロンドン初上演の際のキャストに加え、アメリカを代表するテノールのミュージカル俳優のマイケル・マグアイヤ、オーストラリアのフィリップ・クエストなど世界中でもっともこのミュージカルの配役を上手く演じたと言われる人を集めて行われたコンサートなので、聞きごたえがあります。

もちろん、ボイルさんの歌った「I Dreamed a Dream」は、ルーシー・ヘンシャルというイギリスの有名なミュージカル女優により演じられており、Youtubeなどでその映像を見たことがある人も多いでしょう。彼女はこの役をとても上手く演じています。

次に、CatsのCDです。私は、このロンドンオリジナルキャストがベストだと思っています。メモリーを歌う、グリザベラという猫の役は、ボイルさんが憧れたエレイン・ペイジさんが演じていますし、アンドリュー・ロイド・ウェバーの元妻で、オペラ座の怪人のクリスティン役でも有名になったサラ・ブライトマンも配役にいます。

さらに、このCDには、今やイギリスや一部の公演でしか演奏されない、「Growltiger's Last Stand including The Ballad Of Billy McCaw」という曲が収録されています。もともとはこの曲は常に演奏されていたのですが、時間の長さ等の関係から近年はこの曲が省略されてしまっています。

ただ、とても奇麗な曲なので、ぜひ一度聞いてみることをお勧めします。

ちなみに・・・

Britain's Got Talentの司会者、Ant and Decは、2002年のサッカーワールドカップの英国公式ソングを出していたことをご存じだろうか。ボイル人気でこの番組に注目が集まる中、司会者のAnt and Decも世界的にその知名度を広めたようである。このCDなかなか良い曲だと思うので、紹介しておく。

まず、下のYoutubeで試聴してみると良いだろう。なかなか面白いPVである。

以前の記事でも紹介したが、Ant and Decは、イギリスでは、一番人気のテレビ司会者で、出演料も一番高いと言われている。Susan Boyleさんと同様、イギリス人でこの二人を知らない人はいないだろう。

もしイギリス人の友人などがいれば、彼らについてどう思うか聞いてみてほしい。おそらく、「They are funny. I like them.」と答えると思う。

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Comments

ESQさん、
いつも迅速にスーザンさんの情報をありがとうございます。

6月5日の”The Huffington Post”によれば、スーザンさんは退院されたようですね。

Susan Boyle Released From Mental Health Clinic
http://www.huffingtonpost.com/2009/06/05/susan-boyle-released-from_n_211697.html

それにしても、Mental Health Clinicなどとはっきりと記事のタイトルに入れるとはなんとなく、いやな感じ。

あと、スーザンさんはオバマ大統領からのホワイトハウスへの招待を断ったそうですね。

Posted by: みにー | 06/06/2009 at 05:19 AM

みにーさん

情報提供有難うございました。
ちょっと、ボイルさんの情報から離れていたので、知りませんでした。
また調べて記事にしてみたいと思います。
いつもブログで紹介してくださり本当にありがとうございます。

Posted by: ESQ | 06/06/2009 at 01:40 PM

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