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06/03/2009

皆さん、お忘れでしょうか?

こういうことを書くと、ファンの方などから批判を受けるかもしれないが、あえて今回この問題を取り上げようと思う。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090527-00000046-spn-ent

芸能人の島田紳助氏がフジテレビ系列の26時間テレビの司会者をするそうである。このニュースを聞いて、普通の人は、「あーそうなんだ」と思うだけかもしれない。

ただ、私はこの方がテレビに出て、平然とした姿で司会をしている姿を見るたびに、2004年の傷害事件を思い出す。そして、この事件の結末がどうなっているのか、誰一人知らないのではないだろうか。

私も知っているわけではない。ただ、女性に傷害を与える程度の暴行を加え、大阪簡裁で、略式起訴を受け、有罪が確定している人間が、全く何事もなかったかのように、この5年間テレビに出演し、世間に知ったような口を聞いていることに、何も感じないというほどおバカになるわけには、私はいかないのである。

これは最近世間を騒がせた、SMAPの草なぎ剛氏の事件とは質が異なる。傷害罪という他人の身体に対する侵害行為を行ったとして有罪が確定しているのである。草なぎ氏の場合は、公然わいせつ罪で不起訴になったのであって、罪質が違うのは御理解いただけるだろう。

現に、2006年には4400万円の民事訴訟が起こっているわけである。その判決の結果は、私が調べた限りはわからないが、こういう事件がつい5年前に起った人物であり、そういう人物が平然と、従来通りの司会者のポストを維持できているのは、やはりテレビ業界というのは非常識な世界だと思ってしまうわけである。

「面白ければなんでもいい。」「才能があるから良い。」などと許してしまったり、過去のあった犯罪事実について、忘れてしまうのはいかがなものであろうか。

これは、アメリカでも同じであるが、いわゆる有名人に対し、処罰姿勢が甘いという問題があるような気がしてならない。

通常、社会的制裁を受けていることなどは刑事事件において情状としての斟酌事由になる。だが、裁判官が注意しなければならないのは、有名人の事件を扱う上で、社会的制裁の意味が、通常一般人の場合よりも生ぬるい場合があるということである。

現に、大きな犯罪や覚せい剤などで逮捕され、実刑判断を受けた人物も、有名人であれば、なんとか復帰できたりしているのである。これに対し、一般人の場合はどうであろうか、私は一般人の受ける社会的制裁は、有名人に比して、相当重いものがあると思う。

むろん、社会復帰を許すなと言っているわけではない。ただ、傷害事件のような罪質が悪い犯罪をした人物の過去の行動を忘れてしまい、反省しているのかどうかという検証を社会全体でしなければ、再犯の防止、被害者の救済という観点から、問題があるのではないかと思うわけである。

裁判員制度が始まる中で、そういった社会的制裁というのはどういうことなのかも、一般国民に関心を持って考えてもらいたいことの一つである。

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