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05/29/2009

スーザンボイル(Susan Boyle)さんが決勝戦出場見合わせのおそれ

追記(2009年5月30日):

BBCの電子版は、ホテルでのボイルさんを追い回した二人組の男については、タブロイド紙の記者であると断定して報じている。また、連日のメディアのひどい扱いから、精神的に参っていたため、現在は親友の家に移り、決勝に向けて落ち着きを取り戻そうしているという。

また、ミラー紙の報道によれば、友人の話しとして、有名になったボイルさんの家に卵を投げつけた若者がおり、そういった嫌がらせに対するストレスが溜まりにたまって爆発したのではないかという見解を紹介している。

さらに、ボイルさんの話が世界に報道されたことを受け、ボイルさん人気の火付け役となったアメリカの女優デミムーアさんやボイルさんが憧れているミュージカル女優のエレイン・ペイジさんが、以下のようなコメントを寄せているとイギリスの大衆紙ミラーが「夢をあきらめるな、スー(Don't Give Up On Your Dream, Sue)」と題した記事で報じている。

デミ・ムーアさんのコメント

テレビ番組での結果がどうであれ、世界中があなたを応援しているわ。何も失うものはないのよ。あなたのもっている輝きを皆に共有させ続けて。

"The whole world is rooting for you whatever the outcome. You have nothing to lose - just keep sharing your light."

エレイン・ペイジさんのコメント

(明日の)あなたのパフォーマンスの成功を神に祈りながら見ています。

"I'll be watching with my fingers crossed for you."

ちなみに、ミラー紙はピアーズ・モーガン氏が編集員を務めた大衆紙サンをやめた直後に、ピアーズ氏のコラムを掲載するなど今回ボイルさんの奇怪な行動(罵り言葉)を報道したサン紙とはライバル関係にある。

いつもは有名人のゴシップを喜んで報じるミラー紙が、今回ボイルさんを擁護する記事を書いているのは、そうしたライバル関係の反映もあるのかもしれない。

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ボストン・グローブ紙の電子版掲載のAP通信配信のニュースによれば、審査員のピアーズ・モーガン氏が現地時間の5月27日水曜日に明らかにした情報として、ボイルさんが「Britian's Got Talent」の決勝戦への出演を辞退可能性があると伝えている。

一躍注目を集めたボイルさんであるが、報道が過熱化し、パパラッチなど始終注目の対象になってしまっているため、決勝戦に向けた精神状態の安定を図ることができない状況にあるという。

AP通信によれば、二人のジャーナリストを名乗る男が、ボイルさんをホテル内で追いまわしたという。2人の男は警察により連れ出されたが、ボイルさんはかなりショックを受けた状態にあると番組のスポークスマンが伝えている。

また、大衆タブロイド紙、サンの報道によれば、ボイルさんはかなり興奮した状態で、二人の男に対し、罵り言葉(F-Word)を叫んでおり、現場にいた警察がボイルさんを誘導し、落ち着かせる事態にまで至ったと報じている。

さらに、一部のメディア(上記タブロイド紙サンなど)では、準決勝戦3日目に決勝進出が決まったライバルのシャヒーン君をピアーズ氏が絶賛しているシーンをホテルのバーで見て、テレビの画面に向かって罵り言葉を使ったとの情報も報じられており、精神的にボイルさんが追い詰められているとイギリスの各紙メディアが伝えている。

ただ、この情報については、イギリスのテレグラフ紙の電子版が、このような事実はなかったという報道もしており、信憑性は疑わしい。おそらく、上記2人の侵入者に対して興奮した状態だったという事件と情報が錯綜してねつ造されたのかもしれない。

テレグラフ紙によれば、番組のスポークスマンの話として、「当時ボイルさんはバーにいなかったので、そのような事件が起こりえない。一緒にいた友人の話によれば、ホテル内を移動中に、嫌がらせ(挑発行為)を受けたのは事実である。」と伝えている。

なお、テレグラフ紙の別の記事は、事件の概要について、二人組のジャーナリストがボイルさんに挑発的な言動をし、それに興奮したボイルさんの様子に気がついた警察官が、ジャーナリストをホテルの外に追い出した後に、事情を聴かれているボイルさんとその妹の写真を大衆タブロイド紙サンの記者が撮影したという。

Boyle_and_cop

また、記事は、ピアーズ・モーガン氏の発言として、「スーザンはこの1週間大変なプレッシャーに耐えてきた。彼女はおびえた兎のような状態だった。突然田舎で暮らしていたスーザンが世界中の注目を浴びたのだから、そのプレッシャーは計り知れない。何度も泣いて精神を保つのがやっとである。そして、ホテルの事件についても、着色されて面白おかしく報じられている。私はこうしたタブロイドの業界に20年以上いるので慣れているが、彼女は初めて経験することで大変な苦痛であろう」との話を紹介し、仮に精神が不安定のまま、健康状態に問題が生じれば、ボイルさんが決勝戦への見合わせもありうると、ピアーズ・モーガン氏が語った報じている。

同時に、記事は、ピアーズ・モーガン氏は、「あなたが突然有名になったから、足をひっぱたり、嫌がらせをしたいという人もいるかもしれない。でも、今スーザンがすべきことは、土曜日のパフォーマンスに集中すべきことだ。」とラジオ番組で、ボイルさんに語りかけるように話していたと報じている。

これらのことからわかることはただ一つであろう。いかに、彼女の才能に便乗しようという質の低いマスメディアを多いかということである。これは日本のメディアもそうだが、彼女が人気になる本質を分析して報道するのではなく、とにかく面白おかしく報道して、無知な人間の関心と購買意欲を刺激したいというタブロイド的姿勢の現れであろう。

このサン紙の電子版にある風刺絵なんか記者およびタブロイド紙の質の低さを如実に現わす、低レベルなものであると感じざるを得ない。

いずれにしても、こうした雑音により、ボイルさんが本来の力を発揮できずにいるとすれば、パパラッチを含め、ボイルさんに嫌がらせをした人物は、世界中の彼女のパフォーマンスに期待する人間に対する背信行為ではなかろうか。

こういう人気者へのプライバシー侵害行為について、よくメディア関係者は、有名税だとかいう馬鹿げた発言をすることがある。

確かに、有名になればプライバシーが侵されやすくなるが、それはプライバシーが無くなったり、犯してもよいという帰結にはつながらない。有名人でもプライバシーは尊重すべきだし、侵害行為は有名であろうとなかろうと侵害行為として違法だという認識を持たなければならない。

ボイルさんが、ロンドン時間の30日土曜日午後20時30分頃(日本時間の31日午前4時30分頃)からスタートする番組で、自分の持てる力を発揮して、世界中の期待にこたえられるパフォーマンスができることを切に願うところである。

ところで、タブロイド紙という言葉を耳にすると、私のフランスにいる友人がかつて、「日本で電車の中でタブロイド紙を読む「おやじ」がきもい」と発言していたことを思い出す。その友人によれば、海外の「おやじ」の多くはタブロイド紙でなく、高級紙を読んでいるので、そういうおじさんの方が好感が持てるというのである。理由は、タブロイド紙はエロい記事が書かれており、それを公共の面前で女性がいるにも関わらず、開けっぴろげに読んでいる無関心さに腹が立つという。なるほど、その意見ももっともだと思ったのを思い出す。

日本でも、ロイターが伝えている。ただ、私の記事の方が情報量が多いと思うが・・・笑(自己満足です)。

48歳の歌姫、決勝前の緊張で帰り支度も=番組審査員

5月29日14時13分配信 ロイター

 [ニューヨーク 28日 ロイター] 英国の素人オーディション番組「Britain's Got Talent」に出演し、世界的に話題となったスーザン・ボイルさん(48)が今週、極度のプレッシャーの中で、決勝への出場を断念する行動を示していたことが明らかになった。
 同番組の審査員ピアーズ・モーガン氏は、28日に放送された米CBSテレビの番組「Inside Edition」で、「(ボイルさんは)涙を流すことが何度もあった」と話し、27日には「荷物をまとめていた」と明かした。
 また、同氏によると、「ロンドンのホテルで客をののしった」という英タブロイド紙の報道を、否定しているという。
 モーガン氏はボイルさんに、新聞やテレビを見ずに、決勝に気持ちを集中させるようアドバイスし「ほとんどの人は(ボイルさんに)好感を持っていて、優勝することを心から願っている」と励ましているという。
 ボイルさんが同番組で初めて歌声を披露して以来、動画共有サイト「ユーチューブ」 での彼女の動画視聴回数は6000万回以上に上り、世界中のテレビクルーがスコットランドの自宅周辺で泊り込みの取材をしていた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090529-00000868-reu-ent

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