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05/26/2009

準決勝戦二日目は混戦。

追記:Youtube上に「Britain's Got Talent」の公式チャンネルが存在するため、動画を入れ替えました。以後、動画は公式チャンネルのものを掲載します。[2009年5月29日]

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スーザン・ボイルさんの話題を取り上げると、このブログへのアクセスが急増します。それだけ多くの日本人も、ボイルさんの動向を気にしているということではないでしょうか。

彼女の歌声はもちろん素晴らしいですがが、彼女をここまで世界中で有名にしたインターネットの凄さ、とりわけ、Youtubeの潜在的パワーには本当に驚きであり、Youtubeなどインターネットがまさに第4の権力であるマスメディアを凌駕した、新たな第5の権力として、社会的な影響力を有していることが明らかになった一例でしょう。

さて、Youtubeで、「Britain's Got Talent」という番組の動画をアップしている人がかなりいるわけですが、とりわけ、今回のボイルさんブームの火付け役となったユーザーの一人がアップした昨日のボイルさんの映像は、すでに100万回の再生を記録しています。もちろん、他のユーザーがアップした動画やITVの公式ウェブサイトにアクセスしてみた人もいるでしょうから、世界中での彼女の昨日の歌の動画の再生回数を合算したらどのような数になるかは楽しみなところです。

準決勝戦二日目の結果がでました。公式サイトの動画は以下で確認できます。

結果とダイジェスト

http://talent.itv.com/videos/playlist/id_27.htm

事前のイギリスメディア予想では、ジェイミー・プー氏とショーン・スミス君の一騎打ちとされていましたが、結果は・・・

やはり、ジェイミー・プー氏は、上がり症が嘘で、今までに何度も多くの聴衆の前で歌ったことがあるという報道があったことと、歌声がボイルさんほどの音域・音量がないことなどから、十分な一般投票を得ることができなかったようです。

どうも一般投票が入ると、歌かダンスに投票が集まるようですね。今回も1日目と似たようなパフォーマンスが一般の人気投票を集めたようです。歌VSダンスという様相を呈してきています。

また、審査員のサイモン・コーウェル氏が音楽産業に身を置いているため、そういうパフォーマンスを優先的に評価する傾向があることも影響しているのかもしれません。

ただ、結果発表の際に、別の審査員、モーガン・ピアーズ氏が言っていますが、このテレビ番組のコンセプトは、「Britain's Got Talent」という題名通り、イギリスの一般人の才能を披露する場を提供し、ひいてはエリザベス女王にそれを披露するというものです。したがって、歌とダンスだけがイギリス人の才能ではなく、才能の層の厚さ、種類の多さ(Varietyというのがキーワードです)を決勝戦で披露する機会を提供すべきだとピアーズ氏は指摘しています。

ピアーズ氏の意見は全くその通りだなと思います。この番組以外にも音楽関係のオーディション番組はイギリスにあります。そういう意味でも、決勝戦進出者が全て歌とダンスのパフォーマーになると、この番組の人気も危うくなるかもしれません。なぜなら、この番組がとりわけ人気なのは、一般のイギリス人が参加し、おかしな演技を披露したり、変わった人が出てきて、笑わせるという要素もあるためです。

ピアーズ氏はこの点に、いち早く気づいて、このコメントをしており、なるほど、おっしゃる通りだなと思わせてくれます。テレビ番組は、その基本となるコンセプトがしっかりしていないと、迷走し、最後は視聴率低迷で打ち切りになるというのは、日本でも過去多くのテレビ番組で起こっており、この点は国や文化は関係なく同じなのかもしれません。

実際、イギリスの視聴者のコメントなどを見ていると、同じようにピアーズ氏の発言に共感している人が多いようです。

以下、二日目の注目パフォーマーの動画です(Youtubeより出演者順)。

1.ジェイミー・プー氏 歌手

2.ショーン・スミス君 歌手

3.フローレス(Flawless) ダンスグループ

4.ギャレス・オリバー氏 腹話術師

私の個人的な投票では、1位が腹話術師のギャレス・オリバー(Gareth Oliver)氏です。腹話術で歌を歌うのはすごく難しい技術が必要ですが、全く口が動いておらず、のどをうまく使って歌を披露できているのがすごいですね。

しかも、パバロッティーの太い声を出すのは腹話術では特に難しい技術が必要だと思いますが、これもとても上手くできていると思います。腹話術の腕はおそらく私が今まで見た腹話術師の中でも一番うまいと思います。いっこく堂さんより上ではないでしょうか。

審査員のサイモン・コーウェル氏のコメントを見ていると、やはり、彼の審査基準は正直というのでしょうか、お金になるような音楽の才能を披露するパフォーマンスを好むようです。

コーウェル氏が「小さなクラブで演じているわけじゃないんだからこの場に腹話術は合わない」という発言に、ピアーズ氏がすかさず、「(彼の発言は)今まで聞いたことがない程のたわけた発言だ」とやりかえすあたりも、審査員が重きを置いている基準の違いを知ることができ、おもしろいですね。

ただ、一般視聴者も、オリバー氏を上位3人の一人に選んだのであり、この番組のイギリスの視聴者はやはり、音楽だけの才能を見たいのではないということもわかります。

残念ながら、決勝戦の通過はできませんでしたが、彼のさらなる腹話術を見てみたいものです。

明日もこの番組は続くようです。ブログで紹介できるかはわかりませんが、時間がある限り紹介して、情報を提供できればと思います。

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