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05/29/2009

Britain's got Talent、準決勝4日目

さて、「Britain's Got Talent」の準決勝も、後半になってきた。4日目も状況は以下のようになっている。

4日目のダイジェスト

http://talent.itv.com/videos/video/item_200267.htm

4日目も色々なパフォーマーが登場した。

激しいブレイクダンスを踊る72歳のお爺さんや、体格の良い体の柔らかいストリッパーのおばちゃん、謙抑的なサックスフォンのアマチュア奏者、12歳の孫とデュエットを歌う76歳の元女王陛下の近衛騎兵隊員だったお爺さんなど様々な一般人パフォーマーが登場している。

とくに私が気に入ったのは、12歳の孫、サリー(Sallie)さんとデュエットを歌う76歳のお爺さん、ジョン(John)さんのパフォーマンスである。

審査員のピアーズ氏も言っているが、この番組がファミリー向けのゴールデンタイムの番組であることを考えると、こういった異色のデュエットは視聴者に安心感を与え、何か温かい気持ちにさせてくれる。

このデュエットは、「2 Grand」というグループ名をつけている。英語で孫娘と祖父を意味するGranddaughter、GrandfatherのGrandを取って付けた名前である。2008年にJohnさんの妻(享年54歳)が他界したのだが、生前この二人に音楽の楽しさを教えていたのが、その妻だったという。彼の妻(サリーさんのお婆さん)は、地元の歌手で、劇場関係の仕事にも携わっていたため、音楽が身近なもので、二人が本気で音楽を人前で披露しようという決意をする上で、多大な影響を与えたとジョンさんは話している。

予選では、ディズニー映画「アラジン」の「A Whole New World」を歌い、聴衆から大きな声援を受けた。予選では、審査員のサイモン・コーウェル氏は合格の判定をださなかったが、特別審査員の女優ケリー・ブルック(Kelly Brook)氏、アマンダ・ホールデン氏、ピアーズ・モーガン氏の三人から合格の判定をもらい、予選を通過した。

確かに、お爺さんの方は歌の技術という点では、そこまで凄いとはいえないかもしれない。しかし、孫と二人でポップソングを歌う姿、そして彼らの裏にあるストーリを聞くと、イギリスの良き家庭のイメージそのもので、一般参加者によるパフォーマンスを披露するバラエティー番組というコンセプトにまさに合致し、聴衆に魔法をかけたようにうっとりさせてくれる(Charm)パフォーマンスではなかろうか。

また、ジョンさんの人柄も視聴者が気に入ってしまう理由かもしれない。彼は長くイギリス王室の近衛騎兵隊として、仕えていたこともあり、保守的な伝統ある人間である一方、孫娘と現代の音楽を懸命に歌い、かつ、他界した妻の写真を肌身離さずもっており、天国にいる妻のことを想っているという自然な姿が共感を得るのだと思われる。

そして、サリーさんは12歳にしては、素晴らしい声量を持っているし、また、思春期で、周りから祖父と歌うことを笑われたりしているというにもかかわらず、祖父のことが好きで何を周りに言われても歌い続けたいという彼女の育ちの良さにも共感が持てる。

予選のときの映像、準決勝の映像は以下のITV公式サイトで確認できる(残念ながらYoutubeの公式チャンネルの方にはアップされていないようである)。

特に、予選の時に失格の判定を出した、サイモン・コーウェル氏が準決勝ではどう判断したのか見るのも面白いだろう。

予選の映像

http://talent.itv.com/videos/video/item_200186.htm

準決勝の映像

http://talent.itv.com/videos/video/item_200264.htm

その他のパフォーマーを含めた4日目の結果は以下の通り。

それにしても、ふざけたコメディー番組をやっている司会者のAnt and Decが完全に真面目な司会者に代わり、一般参加者をメインにして司会をするあたりは、常にふざけて自分の笑を取ろうとする日本のコメディアンとは大きく違うと毎回思う。

これだけ臨機応変だからこそ、イギリスでテレビ出演料が一番高い有名人になるのであろう。

また、準決勝四日目には、昨年の優勝者で現在はロンドンのウエストエンドで活躍する、ジョージ・シャンプソン(George Sampson)氏がゲストとして登場し、映像と激しいアクロバッティクな動きを駆使したダンスを披露している。

http://www.youtube.com/watch?v=Sf19kjrakqU

なお、明日の準決勝5日目には特別ゲストとして、初代優勝者のポール・ポッツさんが登場し歌声を披露してくれるらしい。いよいよ、明日、最終8組の演技をもって、三代目のチャンピオンを決する決勝の舞台が整えられる。

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