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04/22/2009

スーザン・ボイル(Susan Boyle)さんが歌う「Killing Me Softly」

ボイルさんのより詳細な経歴が報道されたじめたので、以前の記事にない情報を紹介します。

彼女の両親はアイルランド系移民で、父パトリック(Patrick)さんは、バスゲイト(Bathgate)という町にあるBritish Leylandという工場の倉庫管理人だったそうで、母のブリジット(Bridget)さんは、速記者だったそうです。

ボイルさんは、10人兄弟(4人の兄、6人の姉)の末っ子として生まれたそうで、母親のブリジットさんが47歳の時に、スーザン・ボイルさんを生んだそうです。彼女が、今回有名になったのも47歳なので、偶然の一致です。

ボイルさんは、学校では、「目立たないスーザン(Susie Simple)」と揶揄されていたようで、そうやってあざ笑う人をいつか見返してやろうと思っていたそうです。

このエピソードからすると、解ることですか、目立たない子供でもいつその才能を目覚めさせるかわかりません。最近は、うちの子供が消極的とか、目立たないとか言って必死になる親が結構いますが、型にはめて、「こうなりなさい」というのではなく、子供の良い面を見て育てることが大事かもしれません。人間、本質的に馬鹿にされれば、いつか見返そうと思うものです。親がプレッシャーを与える必要はないのでしょう。

さて、ボイルさんの話に戻りますが。資格をいくつか取得して、高校を卒業した後、ボイルさんは、6ヶ月間、西ロジアン大学(West Lothian College)の調理場で、料理人見習として採用されます。これが、ボイルさんにとって最初で最後の雇用だったようで、以降は無職だそうです。

その頃から、劇場に行っては、プロの歌手やミュージカル俳優の歌声を聴き、地域の演劇やカラオケ・コンサートに参加していたようです。1995年には、マイケル・バリーモーアというイギリスのコメディアンが司会を務める番組のオーディションに参加したそうですが、受からなかったそうです。

ただ、オーディション後のインタビューで、彼女は謙遜していましたが、歌手になる夢はずーっと持っていて、そのための努力はしてきたようです。エディンバラの演劇学校に通って、フレッド・オニールという先生から、歌のレッスンを受けていました。1999年にはミレニアムを記念して、以前紹介した「Cry me a river」のCDを協会慈善活動の一環で作成しました。

ボイルさん自身認めていることですが、自分自身に自信が無なく、一歩踏み出せなかったことが彼女の才能を眠らせていたのかもしれません。というのも、この番組以前に、また別のオーディション番組に応募し、参加する予定だったそうですが、結局見た目に自信が無かったという理由から、そのオーディションを欠席したそうです。

今回の「Britain's Got Talent」のオーディションにも、「若い人の参加するゲームには私は年をとりすぎたわ」と参加するか迷っていたそうで、オニール先生が、説得して、やっと参加を決めたといわれています。

最後に一歩踏み出す勇気を持っていたことが、結局は彼女の成功への鍵になったのではないでしょうか。

なお、ボイルさんの父親は1990年代に亡くなっており、兄弟も家を出ていったため、ボイルさんが2007年に亡くなった91歳になる母親の介護をひとりでしていました。母親の介護が大変で、自分自身に費やす時間はほとんどなかったということです。また、その献身的な介護をしたため、母親を失った時のショックは大きく、明るいボイルさんも3,4日間は、家の中に閉じこもり、電話にもでないほどだったそうです。

生前、ボイルさんの歌声が好きだったというブリジットさんも、現在の彼女の成功を喜んでいることでしょう。

こういうエピソードを聞いても、彼女の人間性が現れてくる感じがしますね。ぜひ、彼女らしさを失わずに、世界中で活躍してもらいたいものです。

まずは、「Britain's Got Talent」で優勝することでしょうか。前に紹介したように、12歳の強敵もいますし、今後色々な個性をもった素人が登場するようなので、ぜひ頑張ってほしいものです。

さて、ボイルさんは、「Cry me a River」の他にもう1曲、デモテープを録音していたそうで、それがイギリスのテレグラフ紙により、公開されました。このテープの存在について、ボイルさん自身も忘れていたそうです。記事によると、当時、全ての貯金を使って、このデモテープを作成し、レコード会社に送ったりしていたそうです。

このテープの製作当時、ボイルさんは、地域のパブやクラブなどで歌うこともあり、彼女の歌声はなかなかの評判だったそうです。

何か、歌に努力を重ねてきて、晩年に成功して有名になる姿は、日本の歌手、秋元順子さんに通じるものを感じますね。

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