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04/21/2009

マネー主義がボイル人気を台無しにする

スーザン・ボイルさんの人気は一大センセーションとなっているようだが、少し気になる傾向がある。

それは、アメリカでは、金融破綻の反省がなく、未だにマネー主義が横行し、今回のボイルさん人気を見世物的に利用しようとする動きが出てきていることである。

ボイルさんが、「未だキスをしたことが無い」とジョークで話したことが、一部で先行してしまい、アメリカのアダルトビデオ会社が、100万ドルで、AVビデオに出演依頼をしたというのである。この会社は、SusanBoyleXXX.comという会社。社長のマーク・クルキス(Mark Kulkis)氏は、ボイルさんが注目を浴びているうちに、撮影したいなどと述べているらしい。http://www.thaindian.com/newsportal/entertainment/susan-boyle-offered-1m-to-lose-virginity-on-camera_100181959.html

こういう話題性だけ集めようとする行為に、私は浅ましさとアメリカの腐ったマネー主義の本質を思い知らされる気がする。

今回、この話を紹介するか迷ったが、スーザン・ボイルさんが有名になったことで、今後こういう不快な勧誘が彼女を苛立たせることが多くなるという事実にも、私たちは目をそむけてはいけない。

どうもアメリカの一部は、純粋に彼女の歌声を楽しむというよりは、彼女を見世物として扱おうとする輩が多いようで、これはある種の女性差別の典型なのかもしれない。

なぜなら、ポール・ポッツさんが同じように無名の素人から、世界デビューを話した際にはそういう性的な視点から、ポッツさんのプライベートを見世物にして、商売のネタにしようという動きはあまり感じられなかったからである。

田嶋陽子教授のようなフェミニスト的な主張をしたいわけではないが、ボイルさんの性的なプライベートへの注目が多いのも事実であり、そういう動きには嫌らしさを感じざるにはいられない。

もう少し成熟した社会として、彼女の歌声や才能を評価していくことはできないのであろうか。アメリカ社会のそういう未成熟な部分(Childish)にはいつも呆れてしまう。

先日、このブログを見に来てくれたbostonMarathonさんのコメントでも指摘されていたが、多くの人は彼女が、処女かとか、キスしたことがあるかとかそういうところに本質的な興味があるわけではなく、彼女の歌声、性格、人生経験の豊かさ、夢を追い続けていたが、注目を浴びずに埋もれていたが突然すごい才能を発揮して感動させてくれたということなどに感動して、人気が沸騰しているのであろう。

私は、マネー主義が台頭し、彼女の人生を逆に狂わせてしまうようなことだけはしてほしくない。もちろん、今後彼女がデビューするにあたり、ミュージカルなどをやるのであれば、今まで以上のトレーニングなりをこなす必要があるだろう。

ただ、彼女がどうありたいのかという意思を尊重すべきである。

ネットが彼女の人気の原動力になった以上、その責任として、ネットユーザーは、今後、彼女の金に群がる人間だけが得をするような事態にならないように注視していくべきではないだろうか。

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Comments

こんばんはhappy01
いつも、こちらでスーザン・ボイルさんの最新情報を知ることができて嬉しいです。

日本でもどんどん情報が出てきて、mixiでもTVのニュースに取り上げられていらい、スーザン・ボイルさんのファンコミュニティーがどんどん増員中です。

でも話題になればなるほど、この記事に書かれているように、彼女の純粋な歌の魅力とはかけ離れた部分をクローズアップされることが多くなるようですね。

日本は、アメリカよりもっともっと未成熟だと思うのは、アメリカと同じように。。いえそれよりももっと
マネー主義なのに、日本人の感性に合わせてなのか、
性的な部分より、生い立ちや、彼女のこれまでの人生をお涙ちょうだい風に取り上げて報道する 日本のマスコミに ものすごく傲慢さを感じます。。

スーザン・ボイルさんの歌が心に響くとしたらそれは、もちろん彼女の人生で経験したいろいろな事が下地にはなっているでしょう。

けど、だからと言って、彼女の人生は不幸せでもなかっただろうし、お涙ちょうだい風でもなかったと思うのです。

スーザン・ボイルさんの明るさがそれを物語っています。

日本人は演歌が好きですから、どうしてもそっち方向に話を持って行きたがりますが。。

苦節何十年とか?(笑)

今後、まだ準決勝戦や決勝戦が残っているんですよね?
スーザン・ボイルさんが周りの雑音に惑わされることなく彼女らしい歌を披露してくれればいいな~と思います。

Posted by: kahana | 04/22/2009 at 11:36 PM

kahanaさん

そうですね。言われてみればそういう傾向があるかもしれませんね。私も貴殿と同じでボイルさんの明るさがよりファンを増やしている気がします。

苦節というより、埋もれていたという印象が強いんですね。彼女の場合努力もあるでしょうが、才能もあったわけで、才能を世界が見つけたという印象ですよね。なので、苦節・・・というのは確かに違和感ありますね。

それは、秋元順子さんにも言える感じがします。彼女の歌声も、越路吹雪を思わせる歌声で、私は好きです。でも、苦節というとらえ方が確かに多いかもしれませんね。

5月30日にロンドンで開かれる準決勝が彼女の次の公式な登場らしいです。また、近くなると騒ぎになるかもしれません。

Posted by: ESQ | 04/23/2009 at 02:51 AM

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