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04/06/2009

市民記者の記事にみる問題点

森田健作について違法献金が騒がれたり、自民党からの寄付があったなど選挙後になってどんどん事実が明らかになっている。

このことに対するマスコミの責任は、こちらで、十分に指摘したので、その過去の記事を読んでもらいたい。

今回は、以下のツカサネット新聞というところが発行している記事について。もちろんヤフーに転写されている記事だったわけだが、このツカサネット新聞というのは、オーマイニュースみたいなもので、一般ユーザーを記者としているところに特徴があるようである。

こういう形態の情報発信方法が増えると言うのは面白いと思う一方、色々な人間が情報を発信できるようになるからこそ、受けての側で、何が真実かどうかを見極める力の育成が急務になってくるのだと感じる。

さて、以下の記事だが、1つ大きな誤解があるようだ、記事には、「国民の税金から政党助成金を受け取っている政党は本当に必要なのか疑問に思う」という一文がある。これは、政党の推薦を受けて選挙を戦った候補が森田健作氏に負けたことを指摘した上での一文である。

私は共産党支持者ではないが、社会常識として、共産党が政党助成金を受け取ってないことくらいは知っている。

そうすると、この記事の主張の根本である、助成金を受け取っている政党は不要ではないかという部分が全くの誤解に基づく、誤った情報を発信している記事だという結論になる気がする。

さらに、記事は非論理的であって、突然、「二大政党制といったアメリカの欠陥政治の猿真似は通用しなくなってきている」という文章が入り込んでいる。

まず、二大政党制が我が国で機能した事実は戦後一切ない。また、二大政党制はアメリカだけのものではなく、イギリス、フランス、ドイツ、オーストラリア、韓国においても存在しているのであり、アメリカの欠陥政治の猿真似という表現は不適切であり、事実誤認も甚だしい。

さらに、二大政党制が欠陥だというのだけれど、どの部分がどう欠陥があるのか全く示されていない。

それに、記事は、タレント知事が増えていることについて、肯定的にとらえ、単なる知名度・人気で当選したのではないというのだが、その根拠が一切示されていない。

こういう市民参加型記事の問題点は、情報の裏付が乏しく、言いっぱなしの記事になり、論理性にも問題があるということをこの記事が如実に示してくれているように感じる。

オーマイニュースは採算性が取れないということから、先日廃止されるという通告があったようである。このツカサネット新聞はその役割を担えるのか、それとも同じ運命をたどってしまうのか、それは今後出てくる記事の質が高いかどうかだろう。

私も少なくともブログでニュース記事を批評したりしているのだから、読者の人が読んだ時に、論理性がないなとか、事実誤認しているなと思われないような記事を書くように努力していこうと思う。

なお、森田健作氏をはじめとするタレント知事の登場という流れについて、私は単に有権者の民度が低いからだと思っている。海外を見れば、シュワルツネッガー知事もそうであるが、はっきり言って知名度・人気度というのは有権者の投票行動を決定する主要な要素である。

表向きは政策重視と言い流れも、多くの人が、あの人はフレッシュそうだしとか、新鮮さがあるしとか、面白そうだしということで投票行動を決めていると私は思っている。実際、政策重視という人に限って、具体的政策の違いなんかわかっちゃいない。

シュワルツネッガー知事誕生のときだって、カルフォルニアの友人から色々な情報を得ていたが、多くの人が、「彼はターミネーターよ。今の腐敗した状況を変えてくれるわ」というような反応ばかりだった。まずもって民度の低い投票行動と言って過言ではないだろう。

今回の千葉県民の判断も、「彼は既存の政党によらない印象があるから」とか「クリーンな印象だから」ということで投票をした人がかなりいると思う。

それにもかかわらず、そういう政党との結びつきがあるという情報や、違法献金があったという情報が選挙の後になって報じられるのを見ていると、タレント政治家を選ぶのは、有権者の民度が低いということだけでなく、マスコミが有権者に正当な判断の機会を与えていないことに起因するという結論になるのだと私は考えている。

森田健作千葉県知事の誕生が意味するもの
4月3日14時50分配信 ツカサネット新聞

 千葉県知事選で、4年前に約6000票差で落選した俳優の森田健作さんが初当選した。

 他の4人の立候補者は、

 吉田平さん=2期務めた堂本暁子前知事が後継指名し民主、社民、国民新、新党日本が推薦した元鉄道会社社長。
 白石真澄さん=自民の一部国会議員や県議、公明が支持した関西大教授。
 西尾憲一さん=自民を離党して出馬した前県議。
 八田英之さん=共産が推薦した社会福祉法人理事長。

 これを見ると国民の税金から政党助成金を受け取っている政党は本当に必要なのか疑問に思う。

 東国原英夫宮崎県知事の誕生から始まって橋下徹大坂府知事に連鎖した流れが、単にタレントで知名度があるから当選するのとは違うものを感じる。

 ふたりの知事が結果はどうであれ、今までとは違った政治の変化をもたらしている。そうした期待が森田健作さんにも集まっているのではないだろうか?

 民主や自民は小沢一郎代表の西松建設の献金事件が影響しているとみているが、それよりも深刻な政治家離れが始まっているように思う。

 二大政党制といったアメリカの欠陥政治の猿真似は通用しなくなってきている。

 これに政治家の世襲や元公務員の政界進出が難しくなるような国民の意識が高まれば、本当に政治が変わるかもしれない。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090403-00000013-tsuka-pol

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