結核患者への差別助長か?(フジテレビに対する疑惑)
これ本当なんでしょうかね?
連日マスメディア批判中心の記事ばかり書いていると、それもそれで、読者も飽きるし私も飽きるので、この話を書くか迷ったんですが、これが本当だとしてら、本当に異常じゃないでしょうか。
結核は確かに近年あまり聞かないですし、昔は不治の病っていわれたくらいですから、飛沫感染するということもあって、不安感はあるのかもしれませんが、感染して入院しているからと本当に出演シーンをカットするなんていう暴挙に出ていたら、順法精神が著しく欠如していますよね。
かつて、温泉でハンセン病患者の入浴拒否という問題をこのテレビ局も含め強く非難していたと思います。
そんな報道機関を有するキー局で、本当にそういう暴挙があったか気になります。もしあったのならば、報道番組なんかやる資格ないでしょう。
どうも最近おかしいですね。マスメディアで働く人のモラルが欠如しているのか、もともと欠如していたのが今になって明らかになってきたのか。いずれにしもて、事実ならBPOものではないでしょうか。
はるか入院でTVが差別?
- 2009.04.13 17:00人気お笑いコンビ「ハリセンボン」の箕輪はるかの肺結核は、芸能界はもちろん社会的にも大きな衝撃を広げている。そんな中、9日にフジテレビ系で放送された「志村けんのバカ殿様桜も満開!笑いも満載70回SP」が、ハリセンボンの出演シーンをカットして放送したのではと、ネットで話題になっている。
噂の原因は番組放送中に流された「放送内容一部変更」のテロップ。これを見てネットでは、ハリセンボンの出演シーンがカットされたとの書き込みが一気に広がった。ハリセンボンはこれまで人気コーナーでバカ殿に出演しており、過去の名シーンを集めたSP番組に登場しないのは不自然との意見が多数を占めた。
一方、番組の主役である志村けんは、放送当日に公式ブログ『Ken’s Blog』ではるかにエールを送っていた。「はるかちやんは心配しないで 治療に専念して 早く元気に復帰する事を願うばかりです 頑張れはるかちやん 今夜は7時からバカ殿様放送です 楽しんで下さい」とあり、本来あるべきシーンがカットされたとは思えない内容だ。
ネットでは、「病気に感染しただけなのにカットとは」、「一般の感染者も差別されるのでは」など、もしはるかの肺結核による入院を理由に出演シーンがカットされたなら「差別」ではないかとの反応が目立つ。はたしてはるかの入院によるカットはあったのか?
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Comments
毎回たいしたコメントもしていないのに50号ありがとうございます(笑)
最近のメディアは本当におかしいですね。
本題からどんどんズレてしまいには違うモノを作り上げてしまっています。
なんとかならないものかと真剣に思います…。
質の悪いイジメのような報道に少々疲れましたね。
Posted by: りんどう | 04/14/2009 09:26 am
りんどうさん
コメント有難うございます。
おっしゃる通りで、一種のいじめと同じ構造を持っていると思います。いじめの本質は、被害者に対する直接的・間接的、有形力・無形力を用いて、精神的な圧迫を与える行為だと私は思うわけですが、今のメディアの在り方を見ていると、自分たちの社会的影響力を十分認識せずに、好き勝手報道し、誤報が生じても、良くて謝罪報道がなされるだけで、十分な名誉回復などは図られていません。
最近では、報道の司会者やコメンテーターが芸能人だったり、芸能人化して、発言への重みがありません。麻生総理の発言が軽いと批判されていましたが、同じようにマスメディアの発言も軽いことが多いわけです。
TBS朝ズバ事件で、須藤典明裁判長がみのもんた氏の発言を「軽い」と指摘してますが、全くその通りだと思います。法的責任が認められないにしても、真摯に今回の裁判長の指摘には向き合ってほしいものです。
なお、判決文をしっかり読んだわけではないですが、個人的には、みの氏の発言が原告が遺体の一部を運搬したような印象を与える上で主要な役割を果たしています。また、番組編集権がないと判決は言っていますが、生放送であるという特殊性に鑑みれば、当該番組の司会者たる地位を有する以上、現場の取材スタッフに対しその影響力を行使して、肖像権を拒む原告に配慮するように指示すべき立場にあったと言えるのではないでしょうか。そうすると、みの氏への不法行為責任を肯定しても良かった事案ではないかと思います。
Posted by: ESQ | 04/14/2009 11:06 pm