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04/29/2009

アントとデック(Ant and Dec)の日本ネタ

「Britain's Got Talent」の司会者、(チップとデールに似ていると勝手に私が思っている)アントとデック(Ant and Dec)の話題です。

この二人が、日本人をネタにしています。

どこか、中国と日本を混同しているあたりが、日本のプレゼンスの弱さですよね。

彼らは一般的なイギリス人向けの番組の中で、日本人をこのようにデフォルメしているわけですが、アメリカやイギリスの最近の日本人の典型的なイメージ(とくに日本人の英語の話し方)はこういう感じのようです。良く指摘されますが、「あー、あー」という繋ぎのための音とアクセントの不自然さが特徴ですね。

彼らは、イギリスではかなり有名で、20年以上、2人でテレビタレントとして活躍しているようです。彼らの番組はYoutubeでもいくつかアップされているので、いくつか見たのですがとても面白いです。

その中でも、この動画の「Ant and Dec's Saturday Night Takeaway」は、イギリスやアメリカならではバラエティー番組で、とても人気があり、2002年から続いています。

英語が苦手な人のために、一応補足しておきますが、上記動画で、彼らは、当時人気絶頂だったロシアの二人組タトゥーが女性同士でキスをしたのが話題になったことをネタにして、自分たちも視聴率を上げるためにそのマネをしようというネタを番組のオープニングで披露しているわけです。当時彼らのどちらも結婚しておらず、長年ずーっと二人組でやっているので、その仲の良さにもひっかけてこういうネタをやっているので、そうした背景を知っている観客は「え!本当にキスするの?」と騒いでいるわけです。

特に、二人が毎週1つのテーマの下に競い合う、「Ant vs Dec」というコーナーが人気で、この番組のメインコーナーにもなっています。

イギリスやアメリカのテレビの特徴として、土曜日の夜(プライムタイム)は、「Saturday Night ○○」というタイルとの番組が多く、子供、若者、中高年層すべてを対象に、いわゆるファミリー向けテレビ番組が編成されます。

この手のテレビ番組の多くは、生放送で、会場に数百名の観客を入れ、観客と司会者が一体となった番組が多く、サプライズゲストで有名人を登場させたりすることはもちろん、観客にドッキリを仕掛けたりと、素人をターゲットにすることも多く、視聴者との一体感の演出が上手いように思います。

さらに、6週~10週程度を1シーズンとして、毎週1回生放送番組なので、ドッキリに向けた準備が用意周到で、かなり大がかりな仕掛けが多いのも特徴でしょう。

アントとデックの二人も、キャラクターも人気の要因です。彼らは、ドラマで共演して以来、20年間、親友同士ということで、テレビでもそれを全面に押し出してきたようです。実際、公私にわたり仲が良いようで、以下のようなCMも作られています。

日本でも「PJ & Duncan」というグループ名で、ヒップホップ系の曲を出して、アルバム1位を獲得したことがあったらしいです(私は知りませんでした)。

彼らのネタの何が面白いかというと、1つは、バカっぽさだと思います。いわゆる、日本でいうドリフターズのように、ワンパターンのバカっぽさがAnt and Decの笑いにはあります。昔、「カトちゃんケンちゃんご機嫌テレビ」というのがTBSであったと思うのですが、それに似たようなものも番組の構成からすると感じます。

2つ目の要因は、イギリスで、老若男女に好まれる最大の理由でもあるのが、彼ら独特の「満面の笑み」にあるようです。

というのも、彼らがゲストの有名人や素人に対して行うネタは、一見すると、かなり厳しいものだったり、残酷だなと思うようなものもあるわけですが、彼らはそれを満面の笑みでやってしまうわけです。無邪気な姿勢に、思わず許してしまい、それが笑いに代わっているとイギリスのテレビ関係者は分析していました。つまり、いつまでたっても大人にならない「あどけなさ」が人気の理由のようです。

日本ではそれほど知られていない彼らですが、彼らの出演料は、イギリスで一番高いらしく、いかに彼らが人気なのかがわかります。昨今の不景気により、イギリスのテレビ局、ITVとの契約が今年末で切れるため、契約更新により減額されることが報じられ、他の番組へ移るのではないかなど噂になっているそうです。

なお、Ant and Decはメディアの取材に対し、「今の経済状況は誰にとっても厳しい。僕らにとって面白い番組を作ることが一番大事。お金のことはそれから」と回答しています。

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