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03/30/2009

小沢問題にみる日本の政治とメディアの未熟さ

なかなか気骨のあるところを見せた発言ではないだろうか。

覚悟というものを感じる発言で、こういう発言は私個人は好感を持てる。

検察権力への不信が沸々と湧き上がっている一方で、マスコミの情報を信用する国民が多いのも事実であり、そんな中裁判員制度がもうすぐ始まる。日本の政治、司法は過渡期にきているのであろう。

厳しい状況の中で、自分の政治生命をかけて、自分の選んだ代表と運命を共にするという姿勢を見せてくれた鳩山氏の発言は感心する。

しかし、他方で、民主党はやはり稚拙な面がたくさんある。バラバラの印象を見せるのが一番支持率を失うという基本的なところが解らずに、我先にと好き勝手にコメントする前原氏などの反主流派のグループ。このグループが注目を浴びるたびに、私は次の選挙でどこに投票すれば良いのか困ってしまう(もちろん、自民党や公明党には投票する気はないが、共産党なんかに投票するのもいやである)。

テレビも世代交代とか安易なことを言って、稚拙な議員を煽り、民意が小沢交代にあるかのように報じる。

実際のところ、私の分析では、民主党支持層(無党派も含む)の半分は、代表が交替したら、民主党には入れたくないと思っているのではないかと考えている。

さらに、この半分のうちの半分、つまり25%は、自民党に投票する可能性があると私は考えている。

他方、小沢交代を望んでいる50%の人間は、根っからの民主党支持者であったり、小沢氏を元々あまり良く思っていない人々だと思う。

そう考えると、小沢氏交代で失われる利益は、何かということを考えて民主党の稚拙な議員たちは行動すべきだろう。交代すれば、25%近くは自民党に投票する。また私のような残り25%は自民党に投票しないにしても、そもそも投票しないという選択すらしかねない。

他方、小沢が交代しなくても、小沢交代を望んでいる人の投票行動に与える影響はそもそも小さいだろう。なぜなら、そもそも小沢が嫌いな人はこの事件があろうとなかろうと投票しなかったであろうし、根っからの民主党支持者が小沢が居座ることで、政権交代を阻んででも、民主党には入れないなんていう投票行動には出ないと考えるのが自然だからである。

そうすると、報道では、小沢代表が居座るのを自民党が望んでいると伝えられているが、それは逆ではないかというのが私の視点である。

つまり、小沢交代を一番望んでいるのは、自民党と自民党支持者なわけである。仮に、反小沢の前原氏が代表になったとしても、無党派の集客には期待できない。そして、小沢秘書逮捕事件の今後の推移も忘れられ、検察権力に対する批判も自然消滅するだろう。

他方、小沢が居座れば、マスメディアは検察権力の問題を注目し続けるし、仮に公判で無罪となれば(個人的には郷原弁護士が指摘するように無罪判断の可能性もかなりあると思うが)、自民、検察への大逆風はまぬかれない。

また、小沢氏のしたたかな選挙戦略を一番嫌がっているのは自民党である。小沢が交代し、民主党の空中分解したときが一番自民党にとって勝機があるときなのではないだろうか。

そう考えると、マスメディアの報じる民意を正確に読み取る必要があると思う。アメリカでは、ギャラップ社やラムゼン社といった世論調査専門の会社がある。他方、日本はマスメディアが自前のスタッフでアルバイトを雇いやっていることが多く、統計学上の正確性についても問題がある。

私がアメリカの大学で政治学を学んでいたときに、世論調査方法のミスリーディング問題についての講義があった。これは、世論調査するときの質問が公正さを欠くことが多いというものである。

例えば、「今回の小沢氏秘書逮捕のニュースを受けて、小沢氏の代表継続記者会見に納得するか」という質問があったとしよう。

まず、最初の導入部分は、「小沢氏の秘書逮捕」という余計な情報を喚起させており、小沢氏への悪いイメージを植え付けた上で、答えさせるという効果がある。

次に、「記者会見に納得するか」という質問だが、代表継続に納得しているのか、記者会見の内容に納得しているのか不明瞭である。これでは、答える人の意図が反映されない。説明は良くなかったが、結論として継続には納得している人も、記者会見に納得しているかと言われれば、Noと答えるだろう。

このように、日本のメディアが行う世論調査には同様の問題が多々ある。アメリカでこのような世論調査をした場合、かならず政治アナリストから文句がつく。日本のメディアに登場するアナリストは、メディアが喜ぶようなことしか言わない。

まだまだ日本の政治および政治に対する国民の姿勢は未熟なのかもしれない。

小沢氏辞任なら「共同責任」=衆院選前の再判断確認-民主幹事長
3月29日12時37分配信 時事通信

 民主党の鳩山由紀夫幹事長は29日午前のテレビ朝日の番組で、公設秘書が政治資金規正法違反罪で起訴された小沢一郎代表が辞任した場合の対応について「執行部メンバーは(続投を)党議で決めたわけだから、共同責任だ。幹事長は最も重い」と述べ、自らも幹事長から退く考えを表明した。
 鳩山氏はまた、小沢氏が代表にとどまることで次期衆院選での政権交代が厳しい状況になれば、共に辞任することを同氏と確認していることも明らかにした。これに関連し、鳩山氏は番組終了後、記者団に対し、26日に党本部で小沢氏と会った際、「続投の決断を支えて政権交代を成し遂げたいが、衆院選が近付きそれが難しいと判断したとき、お互いに責任を取ろう」と進言し、小沢氏も「分かった」と応じたことを紹介した。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090329-00000024-jij-pol

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Tracked on 04/04/2009 10:37 pm

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