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01/17/2009

芸能ニュースのあり方

休日にワイドショーなどを見ると、最近は政治や社会問題がそういう番組で取り上げられる反面、だいぶ芸能ニュースが相対的に減ってきた気もする。政治のワイドショー化と批判する声もあるだろうが、私はこの傾向には概ね好意的に受け止めている。ただ、未だに一部の芸能ニュースについては、「下らないな」と思うことが多い。

テレビ局には、情報局と報道局という部局があり、ワイドショーなど軽いノリで報道している番組は前者が担当している場合が多く、夕方や夜の時間帯のニュース番組は報道局が担当していることが多いそうだ。

この情報局は、従来から芸能ネタに積極的で、熱愛報道だとかそういう話題を熱心に取り上げ、芸能レポーターと称される人が根掘り葉掘り質問し、下らない情報を公共の電波をつかって、垂れ流していることが多かった。

最近、この手の報道が減った理由として、元ジャーナリストやアナウンサー出身の番組キャスターが情報局制作の番組でも報道志向での番組づくりをしたがることが多く、芸能情報はその枠を狭められているという話を耳にしたことがある。

そういえば、先日取り上げた小倉智明氏がキャスターを務める「とくダネ」でも、最近は前田忠明氏が芸能レポーターというより、コメンテーターとして色々なニュースにコメントしていることの方が多いかもしれない。

いずれにしても、芸能人の熱愛報道とか、結婚報道とか、離婚報道とか不仲説とかどうでもいいと思うのは私だけであろうか。そんな個人のことを報道するより、もっと重大な問題を取り上げたり、犯罪の疑惑追及などに期待したい。

なお、芸能人にプライバシーは無いとかいう人もいるが、これは法律知識に乏しい人のコメントである。芸能人のプライバシー暴露に伴う損害賠償訴訟や名誉毀損の損害賠償訴訟では、報道側が負けることが多い。これが、最近、公益性の高い事件・事故の報道がメインになっているという背景もあるようだ。

ところで、私が注目している俳優に玉木宏氏がいる。注目したのは、フジテレビ系ドラマの「鹿男あをによし」という番組を見たときに、その演技力が気に入ったからである。その後、指揮者役を演じた「のだめカンタービレ」という番組を見て、こうも演じ分けられるのだと感心したわけである。

そう。玉木宏氏は、この指揮者役で世間では先に人気になっていたようだが、私はこのドラマは、「鹿男」を見るまで、見たことがなかったということで、世間からは多少ズレた感性なのかもしれないが・・・

話を元に戻すと、同氏を最近はCMでかなりたくさん見かけることが多いが、先日この俳優について以下のような芸能ニュースが流れていた。

その記事の内容と表題の明らかな違いに、この記事を書いた方の薄っぺらさを感じてしまった。この記事のどこを読んでも、「責められたい」なんていう発言はないと思うのだが・・・。

もっと、この映画のことなど書くべきことはたくさんある気がする。いくら注目を集めるためにキャッチーなものにしたいとしても、芸能記者のレベルの低さを露呈している良い例ではないだろうか。

いずれにしても、芸能人に関する熱愛、破局等の公益に関わらない事項に関する報道が減っているのは民度の高さを示すものとして歓迎すべきと個人的には思う。

玉木宏、セクシーな黒ひょうの高島礼子に攻められたい?(シネマトゥデイ)

14日、ザ・ペニンシュラ東京にて、映画『マダガスカル2』の記者会見が行われ、日本語吹替えキャストの玉木宏、柳沢慎吾、高島礼子、岡田義徳、おぎやはぎの小木博明と矢作兼が登壇した。

 前作から4年が経ち、久々の再会となった玉木ら。動物たちの物語とあって、「隣の人を動物で例えるなら?」という質問があがったのだが、この難問に考えあぐねる一同の中で、玉木だけは「(高島は)黒ひょうかな」と即答。その理由をたずねられると、「攻める感じが……」と思わず納得のコメントで笑いを誘った。

 その一方で、玉木自身は柳沢から「玉ちゃんはね、らくだ!」と太鼓判をおされ、「昔から言われます」と照れ笑い。そんな玉木だが、肝心のアフレコでは「この4年の間に地声が低くなったみたいで、高めの声を出すようにと言われました」と苦労した様子を明かしていた。

 映画『マダガスカル2』は、動物園を飛び出し、マダガスカル島に行き着いたライオンのアレックス、シマウマのマーティ、キリンのメルマン、カバのグロリアが、再び動物園に戻ろうとするも、今度はアフリカに行ってしまうというアドベンチャー・コメディ。

映画『マダガスカル2』は3月14日より新宿ピカデリーほかにて全国公開

映画『マダガスカル2』オフィシャルサイト http://www.madagascarinternational.com/intl/jp/

http://sports.nifty.com/cs/headline/details/et-ct-N0016542/1.htm

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