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12/30/2008

知っているようで知らない歌詞の由来

今年は色々な事件やニュースなどがあった。なんとなく、暗い一年だったように感じる。おそらく、10月位に始まったアメリカでの経済不安が世界恐慌にまでつながったことに端を発しているのだろう。

アメリカといえば、アメリカ国歌を聞いたことがない人はいないと思う。北京オリンピックの水泳競技では、マイケルフェルプス選手の活躍で、何度も流れていた。

ただ、歌詞を知っている人は少ないだろう。いつも重たい記事が多いので、雑学的な軽い記事として、アメリカ国歌は何を歌っているのか紹介したい。

おお、あなたは見ることができるか、夜明けの早い光によって、
あんなにも誇らしく、私たちが黄昏の最後の輝きで歓呼して迎えたものを?
誰の広い縞と明るい星が、危険な戦いを通して、
私たちが見た城壁の向こうに、あんなにも雄々しく翻っていたか?
そしてのろしの赤い眩しい光、空中で炸裂する爆弾が、
私たちの旗がまだそこにあるという証拠を夜を通して与えた。
おお、その星条旗はまだ翻っているか、
自由の土地と勇者の故郷の上に?

敵の傲慢な軍勢が恐ろしい沈黙の中で休息する
深みの霧を通しておぼろげに見られる岸で、
そよ風が、そそり立つ絶壁の向こうに、
気まぐれに吹きながら、今は隠匿し、今は露出させているものは何か?
今、それは朝の最初の光線の煌めきを捕らえ、
反射される満ちあふれる栄光で、今、流れの上に輝く:
それは星条旗だ! おお、長くそれが翻らんことを
自由の土地と勇者の故郷の上に。

そしてあんなにも自慢げに誓ったあの一団はどこか
戦争の荒廃と戦闘の混乱が
故郷も国も私たちにもはや残さないだろうと!
彼らの血は彼らの不潔な足跡の汚れを洗い流した。
避難所は彼らの雇われ人と奴隷を助けられなかった
敗走の恐怖と墓の暗闇から:
そして星条旗が勝利の中で翻る
自由の土地と勇者の故郷の上に。

おお、このように常にあらんことを、自由人たちが
彼らの愛される家庭と戦争の荒廃の間に立つであろうとき!
勝利と平和で祝福されて、天に救われた土地が
私たちに国家を作り保護してきた力を称賛せんことを。
私たちは征服しなければならない、それがまさに私たちの主義であるときは、
そしてこれが私たちの標語であらんことを: 「神の中に私たちの信頼はある」。
そして星条旗は永遠に翻るだろう
自由の土地と勇者の故郷の上に!

(和訳はこちらより転写)

一目してわかるように、戦争の歌である。これは、ジェームスマディソンアメリカ合衆国第4代大統領のときに行われたイギリスとの戦争をテーマに描かれたものである。

ワシントンDCに近い、メリーランド州のボルティモアにあるマクヘンリーという小島。ここで、アマチュアの作詞家(詩人)であったフランシス・スコット・キーが、目撃した情景を詩にしたものだといわれている。

戦争で砲弾が飛び交う中、それでも星条旗がはためく姿を描いている。

さて、この場所に私もかつて行ったことがある。写真は当時私が取ったもの。

             Fort_misck_henly

というのも、最初はボルティモアオリオルズの試合を見に行ったときに偶然アメリカ人の友人が教えてくれて、その場所とアメリカ国歌の関係を知ったのである。

オリオルズというのは、メジャーリーグのア・リーグのチームで、現在は殿堂入りしたカル・リプケン選手などが当時所属しており、その試合を見に行った帰りに、アメリカ国歌のモデルになった場所が近くにあると教えてもらい、見に行った。

日本の国歌には、こうしたモデルになった場所などはないため、とても驚いたことが記憶に新しい。写真もとてもよく取れて、なにか星条旗の上の雲が当時の大砲を思わせる感じがして気に入っている。

海外にいくと、こうした思いがけない発見をすることが多い。もちろん、旅行で十分な下調べをしていく人なら当然わかるのかもしれないが、私は結構現地の友人に任せることが多いので、こうした発見があるととても感動する。

ちなみに、水泳のマイケル・フェルプス選手もこのボルティモア出身である。

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